伝統工芸刺し子 ワークショップ楽しむ 伊賀
5月初旬、古民家のゆったりした空間の中で、日本古来の伝統工芸である刺し子を楽しむ皆さん。刺し子は、布地に糸で幾何学模様などオリジナルの図柄を刺繍するもので、この日は和裁士の講師の指導を受けながら参加者の会話が弾んでいた。
三重県伊賀市下友田の古民家レストラン「里の坐いちえみ」で昨年10月から始まった刺し子のワークショップは、ほぼ隔月で開催されている。他にもみそなどの手作り講座、花粉症やアレルギーの漢方講座なども好評だという。
5年前に京都から移住し、開業した店主の東郷久美子さんは「定期的なワークショップや料理教室を通して、笑顔が各家庭に広まっていけば」と話し、参加した女性は「一生懸命に針を進めた後のランチが楽しみ。心も体も癒やさる」とニッコリ。