銀座街バルが10周年、初の御酒印を導入の今年は過去最高の69店舗が参加!10万円ペアチケットも限定発売
銀座の街を巡りながら、お気に入りの1杯とともに特別な思い出をコレクションできる飲み歩きイベント「銀座街バル2025」の記者発表会が4月3日、銀座某所で開催された。2015年からスタートした銀座街バルも、今年で10周年。この記念すべき節目の年を迎えるにあたり、過去最高の69店舗の参加が決定し、早くも盛り上がりを見せている。
(左から)記者会見に登壇した洋酒博物館 代表取締役の北村 聡氏、銀座街バル実行委員会 実行委員長・株式会社新東通信 代表取締役社長・共同ピーアール株式会社 取締役会長の谷 鉃也氏、JBA BAR SUZUKI オーナーの吉田 直二氏。
今回のテーマは「飲んでまわって、あつめて御“酒”印」。銀座の街を巡りながら飲み歩きをしながら、朱印状ならぬ酒印状に参加店舗の御酒印を集めるという新しい試みがなされ、集めた御朱印の数に応じて、来年の銀座街バルチケットがプレゼントされる特典も用意されている。
大学時代に歴史学科で神社巡りをしていたという谷氏が考案した酒印状(先着限定200部)。こちらに御酒印を集めよう。
参加店舗の御酒印。基本的にお店のロゴがベースとなっている。集めた後で見返してみると、そのお店を訪れた時の思い出が甦りそうだ。
「銀座街バル2025」のもうひとつの目玉企画は、洋酒博物館が提供する「街バル限定10万円ペアセット」。響30年や余市50年など、今や入手困難となった国産ウイスキーが驚きの価格10万円で楽しめる。こちらは限定3ペアのみの販売なので、我こそはという人は公式HPから早めの予約を。
響100周年記念、響30年、響21年、響17年、与市50年、宮城峡50年記念ボトル、一ローズモルトなどが楽しめる「街バル限定10万円ペアセット」のチケット。ひとり5杯、ペアで計10杯をいただくことができる。
「街バル限定10万円ペアセット」で楽しめる国産ウイスキーの数々。左端に写っている竹鶴25年は本来リストに入っていなかったが、手違いで今回の記者会見に持ってきてしまったので、急遽ラインアップされることに。
続いて書道家・武田早紀氏が登場し、銀座街バル2025の御朱印を揮毫するパフォーマンスを披露。集まった観客は、武田氏の力強い筆致に見入っていた。
書道家の武田早紀氏。
迫力満点の武田氏のパフォーマンス。
記者会見終了後は、北村氏によるカクテル「銀座サンライズ」が参加したメディア陣に振る舞われた。
パッションフルーツとグリーンアップルのリキュール、ジンをベースに、オレンジジュースを使用したカクテル「銀座サンライズ」。今回初めて北村氏のカクテルをいただいたが、銀座街バルがスタートしたら、絶対に洋酒博物館に行こうと思わせてくれるほど美味だった。
今回の記者会見で行われたトークセッションでは、銀座街バルの誕生秘話や10年の歩み、銀座の街やバー文化の魅力について語られたが、とくにJBA BAR SUZUKIの吉田氏は、20代の来店客が増加している現状や、親が子供に初めてのお酒をバーで体験させるエピソードなどを紹介し、バー文化の新たな一面を伝えてくれた。だが一方で、やはり銀座のバーの敷居の高さについても触れられ、銀座街バル実行委員長の谷氏は「銀座は日本の粋と最先端が詰まった街。街バルをきっかけに、多くの人に銀座の魅力を知ってほしい」と語った。友人が六本木の某ホテルでチーフバーテンダーをしていることもあって、そこには足繁く通う記者も、銀座のバーと聞くと反射的に尻込みしてしまうが、街をあげてのイベント「銀座街バル」なら安心して行けそう。これを機に、銀座でお気に入りのバーを見つけたいと思う。