千葉にルーツを持つ作家たち。成田山書道美術館「現代千葉の書展」が10月19日(土)~12月15日(日)に開催【成田市】
今年最後の展覧会では、千葉にゆかりのある作家の作品が展示されます。成田山公園内にある美術館は、秋の散策をより楽しいものにしてくれるでしょう。
成田山公園の一角にある、静寂の美術館
成田山の本堂裏手を入り口とする成田山公園は、四季折々の日本の美しさを感じさせてくれる、成田山新勝寺の広大な境内です。
特に秋の紅葉の時季は人気を集め、散策する多くの人でにぎわいます。
その散策の最中、池の奥にたたずむ建物に、なんだろう、と目を留めた人は多いのではないでしょうか。
それが成田山書道美術館です。
千葉は、新旧の作家が交流した土地
今回の企画展は、千葉ゆかりの作家の展覧会です。
旧来、千葉は温暖な土地柄で農作物や海産物にも恵まれ、人々は穏やかに暮らしてきました。
そこに近年、東京のベッドタウンとしての機能が加わり、新しく移り住んだ人々と、古くから住んでいる人々との交流が生まれ、書の世界にも魅力的な作品が多く誕生したといいます。
「書道」の面白さを美術館で体感
千葉師範学校、千葉大学で教壇に立った浅見喜舟は、千葉県の小中学校に通った人には書き初め展の「書星会賞」でおなじみの、書星会を設立した人物。
行書を得意としながら、日本画なども描き、趣味人としても知られていたといいます。
八街生まれの種谷扇舟は、千葉師範学校入学時、新任教師として赴任した浅見喜舟と出会ったことで書の道に進むことになりました。
中国の書の古典の研究者でもありました。
木更津に住んでいた千代倉桜舟の作品は、現代絵画のよう。
ユニークな表現方法を得意としています。
書の知識がなくても、実際に足を運び、見ることで、感じることがきっとあるはず。
芸術の秋、書道の面白さを体感してみてはいかがでしょうか。
(取材・執筆/倫)
現代千葉の書展 併催:千葉県書道協会役員展
会期/10月19日(土)~12月15日(日)
会場/成田山書道美術館
住所/千葉県成田市成田640 成田山公園内
開館時間/午前9時~午後4時(最終入館は午後3時30分)
休館日/月曜日(休日の場合は翌平日)
入館料/大人500円 高・大学生300円 中学生以下無料
※問い合わせ
電話番号/0476-24-0774 成田山書道美術館
成田山書道美術館入場招待券を 2組(1組2枚)にプレゼント
※当選者の発表は発送をもって代えさせ ていただきます。
※個人情報はプレゼントの発送、紙面・H P価値向上の目的以外には利用いたしま せん。
応募はこちらからhttps://share.hsforms.com/1sW-Gs__5ST2ILNIPeU3yFwdrmvq
応募締め切り 10月25日(金)