御幸の浜で「御濱降り」 7基の神輿が海へ
小田原市幸地区の自治会と千度小路龍宮神社の神輿会で構成される「幸睦會」が5月4日(日)、御幸の浜で神社神輿が浜に降りる「御濱降り」を開催する。午前11時から。
御濱降りは、神輿を担ぎながら海へと入り、大漁祈願や家内安全などを願う神事。幸睦會では、海の神・龍神を祭る千度小路龍宮神社と海に近い位置にある6つの自治会が30年前から松原神社例大祭の行事の一つとして行ってきた。
当日は、午前10時50分から23区公民館で式典が行われた後、海岸に移動。各神輿会が次々と浜へ降り、波打ち際を進んで整列したのち、11時から順番に海へ向かって突き進む。
同例大祭では、漁師の祭りを起源としており、神輿を水平に保ったまま、前後に大きく揺らしながら進む「小田原担ぎ」という担ぎ方が特徴。漁師の仕事唄として伝わる浜唄「木遣り」が唄われた後に掛け声とともに走り出す。24区自治会神輿会の久保田満会長は「7基の神輿による龍宮様への祈願をご覧いただければ」と話す。