藤枝MYFCのセンターバック久富良輔、7試合で2ゴール2アシストと“ストライカーばり”の活躍！それでも「まだ完成形ではない」
藤枝MYFCのセンターバック久富良輔選手が攻守両面で大車輪の活躍を見せています。3−2で競り勝った第7節のV・ファーレン長崎戦では2アシスト。通算2得点2アシストとストライカーばりの「数字」を残し、「超・超・超攻撃的エンターテインメントサッカー」を支えています。
DF久富良輔「常にサッカーを楽しむ」
ーどんな心構えで長崎戦に臨んだか。
長崎は個々が強いので、個々のバトルで負けないことが一つ。チームとしては2対1をうまく作り出すというところ。ゲームの中でできていた部分がかなり多かった。前半は良い形で守備も攻撃もできていたのではないか。
ー後半、守りに入る感じはなかったか。
2点差は危ないし、長崎のクオリティーからすれば2点は（安心できない）。実際に追い付かれてしまったし、3点目を取りにいこうというのはチームとして共有できていた。
ー2点目の場面のアシストは完璧なボールだった。
エド（川上）が中にラインブレークするようなパスを出せる技術を持っているのは分かっていた。加えて、自分の持ち味の背後ランというところがうまく合った。
あとは（千葉）寛汰が絶対にここというところにはっきり動いてくれていたので、少しボールが強くなったが寛汰に合わせるという意識。点が入って良かった。
ーあそこを通せばキーバーは触れられないという場所だった。
速いボールで、相手が触ってもオウンゴールになるんじゃないかという距離感のところまでしっかりえぐれたので、寛汰に合わせながらも少し強いボールで間に入れ込む意識でいた。
ー自身2アシスト。
結果がついてきたことに関しては素直にうれしい。ただシーズンは始まったばかりで、失点シーンもそうだが自分の中での課題はある。ここが完成形ではないと感じているので、もっとできると自分を信じてトレーニングを積んでいきたい。
ー高い位置での崩し、ビルドアップなど持ち味が得点に。
ここ最近結果が出ているのはうれしい。だが結果が出ていない時も一つ一つ目の前のことに全力で取り組むという思いを大切にしてきた。結果が出たからうれしい、出なかったからうれしくない、ではなく常にサッカーを楽しむことが大切だし、目の前のことを全力で取り組むことを（今後も）大事にしていきたい。
ー2−2に追い付かれてから崩れず勝ち切れた要因は。
もう一度相手の嫌がることをしようと選手間で共有できたことと、2失点を引きずらずにもう1点とればいいよねというチームとしての雰囲気があった。去年は崩れていたので違いを出せた。
ー川上選手とのコンビネーションが光った。
エドと長く話す時間があって、今まですり合わせが足りていない部分をはっきり伝えてくれた。エドがなるべく生きるように、逆に自分が生かしてもらえるようにコミュニケーションが取れたので、試合で生かせてすごくうれしい。エドに感謝。今後もお互い成長していけたら。