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<家族旅行でグチる夫>幼い子連れ旅行に不満ぶちまけ「俺ばっかり損してるじゃん!」【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(ミサキ)は専業主婦として3才のタクトと、1才のレナを育てています。毎日頑張って働き、子育てに専念させてくれている夫のコウヘイには感謝しています。幼い子どもたちとの毎日は本当に息つく暇もありませんが、今しかない時間だと思い大切に過ごしてきました。夫とは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行したものです。レナも1才を過ぎたので、そろそろ子どもたちを連れての初めての家族旅行を計画してみようかという話になりました。

必要経費を算出してみせると、夫は「高っ……」と絶句しました。「俺が運転するから、車で行って交通費をおさえよう」「え、大変じゃない? 本当にいいの?」「大丈夫!」夫がそう言い張るので、私たちは車で出かけることにしました。

車内ではタクトの相手をしながら、眠くてグズりだしたレナを必死であやし……。現地ではいつもと違う環境に興奮する子どもたちを追いかけ、親のほうがヘトヘトになりました。そして翌朝起きてきた夫は、あからさまに不機嫌な様子です。

初めての家族4人での旅行を、私はとても楽しみにしていました。もちろん子どもに手がかかるのは覚悟のうえです。そして親が大変な思いをするわりには、子どもの記憶にはあまり残らないだろうというのも分かっていました。でも幼い子どもたちと行く旅行の思い出は、二度と得ることのできない宝物になると思ったのです。 しかし夫はどうやらそういう意識ではなかったようです。すべてが子ども中心に回って親のほうが疲れ切ってしまった翌朝、ついに「俺ばっかり損してるじゃん!!」と不満を爆発させたのでした。

【夫の気持ち】誰が金を出したと思ってる?少しは「ねぎらい」を

俺(コウヘイ)は妻のミサキと3才のタクト、1才のレナと暮らしている。子どもが小さいうちは何かと手がかかるし、俺自身も仕事を調整することが難しい。だから夫婦で話し合ったうえで、妻はしばらく専業主婦をし、俺は仕事を頑張るということになったのだ。そんなとき初めての家族旅行をしようという話が持ち上がった。妻とは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行したものだ。子どもたちとも楽しい想い出を作っていけたらと思っていたものの……。

妻とは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行をした。しかし幼い子どもを2人連れての旅行は、大人2人だけの旅行とは金額が大きく違う。少しでも節約するために、俺が車を運転することに決めた。目的地までは3~4時間の距離だ。

妻は子どものことばかりで、俺のことはないがしろにしている。金も出して車も出しているのは俺なのに。運転手をもっと気遣ってくれよ……。明日も運転をしないといけないから酒の量は控えた。我慢ばっかりの旅だ。そう思いながら眠りについた。

誰のおかげでこの旅行に来られたと思ってるんだ。誰が金を出して、誰が運転をして、ここまで来られたと思っているのだろう。 俺は別に家族旅行に反対だったわけじゃない。子どもたちと一緒に良い想い出にできたらという気持ちは嘘ではなかった。でも考えてみてほしい。いったい誰がこの旅行の費用を出したのか。いったい誰がここまでの道のりを運転してきたのか。妻は子どものことばかりで、その「誰」に対してのねぎらいが全く感じられない。こんな高い金を払って、何ひとつ楽しくない旅行だなんて……。俺はやるせない気持ちを抱えていた。

【私の気持ち】文句あるなら私が運転!「子どもの世話よろしく」夫はグッタリ

この週末、子どもたちを連れて初めて家族4人で旅行に来ました。夫のコウヘイとは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行したものです。しかし大人だけの旅行と違い、幼い子どもを連れての旅行は大変! すべてを子どもの都合に合わせる必要があり、世話に追われて一瞬たりとも気が抜けません。すると2日目の朝、夫はとても不機嫌で「俺ばっかり損してるじゃん!!」と怒りだしました。

夫に子どもたちの相手を任せると、興奮して早起きの子どもたちが「パパ―!」と飛びついていました。そして朝食を終えると、出発の準備です。夫はてんてこ舞いになりながら対応していましたが、なかなか手が回っていないようです。

私が運転に集中していると、後部座席では夫が子どもたちのお世話に追われていました。バックミラー越しに、夫がどんどん疲れてグッタリしていく気配が伝わります。「俺ばっかり損してる」の考えが大きな間違いだったと気付いている頃でしょうか。

長時間の運転は確かに大変だと思います。夫がすすんで引き受けてくれたことはありがたいと思っているし、できるかぎり感謝を伝えてきたつもりでした。しかし夫はそれでは満足できていなかったようです。「もっと俺をねぎらえ」そんな一方的な思いがダイレクトに伝わってきました。 ねぎらいが足りなかったのは申し訳ないと思いつつ、それは「お互いさま」では? という気持ちが拭えなかった私。そのことを夫に分かってもらうため、私はあえて運転を交代して子どもの世話をしてもらうことにしたのでした。

【夫の気持ち】夫婦に損得はナシ!お互いの「大変さ」に寄り添い

この週末、家族旅行にやってきた俺はなんだか満たされない。旅行費用を出したのは俺だし、運転しているのも俺。なのに家族からはねぎらいが感じられない。不満が募った俺は「俺ばっかり損してるじゃん!!」と妻に言ってしまった。すると妻が「私が運転するから、私の代わりの仕事をよろしくね」と言ってきた。子どもたちの世話をすることになった俺は激しく後悔。家に帰ると妻に頭を下げて謝った。

俺は思い違いをしていたことに気付いた。妻が集中できる環境を整えてくれたから、子どもたちを気にせず運転ができたのだ。毎日仕事に専念できているのも、妻が育児に専念してその環境を作ってくれているからこそだった。

「どれだけ相手の大変さを想像して寄り添えるかどうかで、夫婦の明暗が決まるのよ?」「明暗……」自分だけが大変だと思いつづけていたら、夫婦に明るい未来はないということだろう。あれから俺は、妻の大変さに寄り添うため努力をしている。

車内で子どもたちの面倒をみる大変さは、運転の大変さの比ではなかった。確かに家族の生活を支えているのは俺だけど、一方的にねぎらいや感謝を求めるのは間違いだということが今回の件で分かった。夫婦でお互いにねぎらったり感謝しあったりすることで、家庭はうまく回っていくのだろう。 わが家の育児生活はまだまだはじまったばかり。妻といろいろ話し合いをしながら、これからも試行錯誤を繰り返していくことだろう。いつか子育てが終わったときに、ふたりで笑い合える関係を目指して協力していきたいと思っている。


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