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沖磯でのカゴ釣りで80cm超えヒラマサに大型マダイもキャッチ!【長崎・大瀬戸】

TSURINEWS

良型青物ヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

1月3日、初釣りで長崎県西海市大瀬戸へ。年末に長男家族が帰省して、長男が釣りにいきたいというので釣行。

大瀬戸沖磯で初釣り

大瀬戸のRyusei(リュウセイ)で、最初はマダイ狙いに行こうと思うが、長男はカゴ政をやったことがないので、ヒラマサ釣りに行くことに。船長に頼んだら思いがけず「スベリ」に乗せてもらいテンションMAX。

当日使用したタックル(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

輝に、まずは仕掛け作りからレクチャーしながら準備。輝のタックルは波濤6号に14号ラインを巻いたカルディア18000番をセット。このセットは比較的安価だが前回鱗付けしたときにはパワーも申し分なく、いい感じだった。

そこに黒政極SPカゴ(M)をホルダービッグにセットし、棒ウキストッパーで止め14号のハリスの真ん中にセル玉を入れ、ハリは13号と12号のダブルで結ぶ。

幸先よく口太グロヒット

仕掛けを作りながらもよく絞った大粒ボイルをパラパラと半角ほど足元に投入しておく。そのせいか輝の仕掛けに1投目からアタリがあるが、半信半疑でアワせたので、タイミングが合わなかったのか素バリを引く。

真空ボイルは身持ちが良い(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

2投目も合わなかったが、3投目にセル玉が沈んで、ひと声かけるとバッチリタイミングが合ってロッドが曲がり込む。簡単に上がってきたのはエサ取りながらも40cm級の口太(クチブト)グロ。輝は「小さいから」とリリース。

さらに同型をゲットし、またもやリリースしたがタックルにも慣れた様子だ。本命ではないが、これで大丈夫だろうと自分の仕掛けを作ることに。

青物好反応にニンマリ

私のタックルは波濤5号にツインパワーの10000番。ミチイトは12号で後は輝と一緒。輝のじゃまにならないようにエサを準備したら左のフラットな足場で釣り開始。潮筋にダイレクトに入れると仕掛けがすぐ流れて、じゃまになるので、サオ1本ほどの所に投入。ゆっくり引かれてから潮筋に入れていこうという狙いだ。

投入後、輝の様子を見てから私の仕掛けに視線を戻そうとしたら、いきなりサオ先がひったくられた。この引きは本命のようで、それほど大きくはないが初釣りの1投目でヒラマサがきた。輝がタモ入れしてくれてニンマリ。

1投目でヒラマサヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

本命も反応しだし「これからやな」と思ったら輝にもアタリ。引きからして本命の様子。デカ政用に準備したタックルなので、あっという間に浮かせはしたものの、私よりひと回り大きいサイズ。初カゴ政での釣果に輝は大喜び。

初カゴ政でヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

次にアタったのは私で、これはクロのようだ。ぶり上げたのは48cmの口太グロで、これはキープ。

48cm口太キャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

その後、アタリが少し遠くなったが、タナをいじくりながら狙っていた輝に本命のアタリ。先ほどより少し大きかったが、まだまだの70cmアップ。

ライトタックルで70cm超え

私はタックルの重さもきつかったのでオレガ尾長55に5号ラインを巻いた尾長モンスターをセット。ハリスは8号、ハリは夜尾長グレ12号にチェンジ。ウキは全層イサキ00を棒ウキストッパーで止める。

ボイルも解凍して水切りしたままを、絞らずに大きめのシャクで足元のサラシにパラパラまきながら入れていく。しばらく流しているとイサキや40cmオーバーのクロがぽつりぽつりとアタってきた。

しばらく打ち返していると、それまでと違う強烈な本命のアタリ。ヒラマサ仕掛けにしてはライトタックルなのでドキドキ。とりあえずロッドを立てるためにレバーでラインを調整しながらロッドの角度をキープする。久しぶりに使うので、慌ててドラグも調整して、いきなりの走りに備えた。サオは2.5号相当とは聞いていたが、このサイズならなんとかなりそう。

ヒラマサとやり取り(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

それでもスリリングなやり取りで輝のタモに収まったのはなんとか70cmオーバー。この界隈ではまだまだのサイズだが、このタックルには面白い。

とりあえずこのタックルでも1尾取れ、なかなか浮いてこないヒラマサにもていねいに仕掛けを打ち返している輝にタックルを渡して、私はさらにライトなタックルにチェンジする。

70cm級青物連続ヒット

昨年、次男がヤズ狙いで使っていたら97cmを上げてしまったタックルで、DXR165に全層セミフロートSPインパルス3号を巻いたトーナメント3000SH‐LBD。ハリスは5号、ハリは夜尾長グレ9号を結ぶ。ここまでくると持ち重りもせず疲れも全然違う。

「仕掛けを細くするとやっぱりアタってくるんですね~」。このアタリは残念ながらハリ外れ。さらに続けて本命のアタリを拾う。次はしっかりハリ掛かりして5分近くやり取りをしたものの、ミチイトから飛ばされてしまう。ドラグはしっかり働いていたようだが、ちょっとデカ過ぎた。

輝も尾長タックルで本命のアタリを拾い、6号ザオとのやり取りの違いを楽しみながら70cmクラスを2尾追加した後、さらに強烈なアタリで指を弾かれた。最初は初速にびっくりしていたが、今回はレバー付きのリールなので体勢を整えてやり取り開始。

レバーをうまく使って引きに対応しながら浮かせ、タモに収まったのはなんとか80cmアップの納得サイズでニンマリ。同じタックルで40cmアップのクロに50cmアップのマダイまで釣り上げて大満足の様子。

60cm超えマダイ浮上

私も「もう1尾なんとか釣りたいな~」と、思っていたところに指を弾くアタリ。アワせてベールを戻すと、サオ先が海面に突き刺さる。それでもレバーとサオ尻をギュっと握りしめてロッドを起こしながらロッドの角度をキープ。のされたままだとラインが負けてしまう。

細いタックルだと最初の走りは走らせた方がいいとは知っているが、ラインを出すのは怖い。ロッドを立てるだけの最小限のライン放出で済ませて、ロッドの角度で走る向きを変えていく。なんとか走りが治まったので、ガシガシ巻き込んでロッドを起こしながら間合いを詰めていく。

60cm超えマダイ浮上(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

サオ先からコクコクと魚が首を振っている様子が伝わってくるが、最初はヒラマサかと思っていたが、どうやら密かに狙っていた裏本命のマダイかも?間合いが詰まるにつれ予感が確信に変わってきた。水面下にぼんやりと見えてきたのは薄ピンクに輝く魚体。輝が差し出すタモに収まったのは61cmのマダイだ。

ラストヒットは逃す

釣果的にはクーラー満タンで大満足。ただ、せめて1尾デカ政をこのライトタックルで仕留めたい!ギリギリまで粘っていたが、どうやら時間からして最後の1投に。

2人で仕掛けを投入し、残りのまきエサを被せながらラインを送る。しばらく下げの緩い潮を探っていると、バチバチっと私のラインが弾いた。「よっしゃ来た!」と言った瞬間、輝も「きた!」とダブルヒット。

輝のはイサキだったのですぐにぶり上げるが、私のは本命のようで、「絶対取りたい!」と、集中してやり取り。ラインの角度に気をつけ、あまり相手に刺激を与えないように巻き取りもロッド操作もゆっくりに。

ドラグとレバーを調整しながら10分近くやり取りしたが、急に思い立ったように魚が走りだし、今度はドラグが滑りまくってラインが出過ぎたのか、沖の瀬に触れたようでハリスが半分になって帰ってきた。残念……。

当日の釣果(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)

それでも新年早々いい釣りになった。豊かな大瀬戸の海と、釣座に上げてくれた船長に感謝。ヒラマサはもう少し居座るが、これから私の大好きな白子がパンパンに入ったデカグロが釣れだすのでまたまた楽しみだ。

<週刊つりニュース西部版APC・平山康弘/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年2月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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