秦野市 直下地震想定し職員訓練 激甚化する災害に備え
秦野市役所本庁舎で2月5日、都心南部直下地震発生を想定したロールプレイング方式の図上訓練が行われた。
近年激甚化する自然災害の状況を踏まえ、職員の危機意識の向上や災害対応能力を高めるために行われる訓練の一つ。高橋昌和市長が災害対策本部長となり、両副市長・教育長は副本部長に。危機管理官には大塚真くらし安心部長が配置され、市職員など約50人が参加した。同様の訓練は、昨年2月にも実施されている。
一連の流れ確認
当日、市職員約50人態勢の災害対策本部が設置され、設定された約60件の災害事案に関する処理方法や部署間での連携の流れなどの確認が行われた。その後、処理した事案を取りまとめ、災害対策本部長を筆頭とした本部会議を実施。担当部局長から本部長へ対応や被害状況の報告が行われるなど、本番さながらの臨場感のある訓練となった。
大塚真くらし安心部長は「災害発生時をイメージした緊張感のある訓練ができた。課題も見つかったので、いざというときにスムーズな対応ができるよう、引き続き職員の防災力を高めていきたい」と話した。