「けやき防災パーク」を新設してイオンタウン菰野がリニューアルオープン
三重県菰野町宿野のイオンタウン菰野が9月6日、リニューアルオープンした。「無印良品」の新規出店など店内の様子も変わったが、敷地西側に、あらたに、ふだんは憩いの場、災害があれば避難場所にもなる公園「けやき防災パーク」が新設された。今後、町や地域などと活用を進めていくという。
ホームページによると、7日午前10時から、公園に遊びに来たお子様に先着でプレゼントを、8日午前11時からは防災のイベント(4歳~)を開催、新聞紙で防災スリッパをつくる。体験後、オリジナル缶バッジをプレゼントする。9月28日には四日市西署の「秋の交通安全フェスタ」も開催され、パトカーや白バイの展示や菰野中学吹奏楽部の演奏などが予定されている。
「けやき防災パーク」には滑り台などがある大型遊具やバーゴラ、ベンチなどがある。大型遊具の中は、簡易トイレやテントなど防災用品を入れておける倉庫になっている。バーゴラは災害時にはテントシートで囲い、一時退避場所や救護所、災害対策本部などに使える。ベンチは、災害時に座板を取り外すと火を使える「かまどベンチ」で、これらは菰野町との災害支援協定に基づいての備えだという。
座板を外すとかまどとして使える「かまどベンチ」(手前)やバーゴラ
リニューアルオープンに伴い、菰野町が運営する「のりあいタクシー」の乗降場所を店のより近くに移す。新しい乗降場所は10月1日からの使用開始予定。また、商業施設の屋上に太陽光発電設備を導入し、平面駐車場にソーラーカーポートを設置するという。
無印良品は三重郡では初出店になるといい、このほか、雑貨や洋服などをそろえた「ハイド・アンド・シーク」などもリニューアルオープンした。イオンタウン菰野は2000年4月のオープンで25年目を迎えているという。