児童266人が卒業坐禅 光明学園、雲龍寺で
山田町にある雲龍寺で3月12日、社会福祉法人多摩養育園が運営する光明学園の「卒業坐禅」が行われた=写真。
光明学園は、同法人が運営する保育園やこども園の総称。八王子市内だけでなく、あきる野市や府中市など全11施設の年長266人の児童が参加。心を落ち着かせて座り、鐘が3回鳴ったのを合図に10分間、本堂2階は静けさに包まれた。
雲龍寺の足利正尊住職は「来月から小学生ですね。坐禅を知らないお友達もいると思うので、その子に心を落ち着けることができる坐禅をぜひ教えてあげて」と児童らに語りかけた。続いて同法人の足利正哲理事長は、世界から戦争をなくすために必要なことを児童らに問いかけ、「暴力を使わない」「やり返さない」「嘘はつかない」を卒業約束とし唱和させた。
また、この日は同法人の創設者である足利正明さんの19回忌法要も行われた。