通うたびホッとする居心地の良さ♪南京町『ORINAS』の週3日限定の和食ランチ神戸市

6/26(木) 11:59配信

「神戸といえば」の人気観光地・南京町の路地裏に、まるで帰省したときのような安心感と、旬の恵みがぎゅっと詰まったごはんがいただけるお店を見つけたので、取材に行ってきました！

その名も『ORINAS』（神戸市中央区）。JR元町駅から徒歩5分ほど南京町の東側に伸びるメイン通り「南京東路」から、南に1本入った路地に店を構えており、南京町内とは思えない静かな空間が広がっています（※メイン通りにある人気小籠包店『YUNYUN』を曲がるとお店が見えてきます）。

一歩お店に足を踏み入れると、明るく木の温かみを感じられる空間が広がっています。女性オーナーが家族のように優しく迎えてくださり、初めて来たとは思えないような、そして実家に帰ってきたかのような安心感を感じられました。店内には、カウンター席、テーブル席、そしてベンチ席が用意されており、一人でも、家族でも気兼ねなく過ごせる雰囲気です。

中でもベンチ席は小上がりのようなつくりになっており、ゆったりくつろぐことができるので小さなお子様連れにも安心！子連れで入れるお店探しもこのあたりは大変なので、ありがたいです。

ちなみにこんな風にキッズチェアも完備されていましたよ。

お店のコンセプトは「おいしい食事を通じて、さまざまな出会いを織りなす」。店名の「ORINAS（オリナス）」には、そんなオーナーの深い想いが込められています。言葉どおり、ここは単なる食事処ではなく、美味しい食事を通して、人と人があたたかくつながる「場所」。

ひとつひとつのご縁を丁寧に紡いでいく。オーナーやスタッフの皆さんの想いは、料理はもちろん、空間づくりや接客の細やかな心配りにまで行き届いているなと感じました。

そんな素敵なお店をオープンされたきっかけの一つが「コロナ禍」だったそう。同店のオープンは2021年と世界中が不安に包まれていたコロナ禍の真っ只中、多くの人が自由に移動することもままならなかった頃。実家への帰省をあきらめる人も多かったなか、「実家のように気軽に来て、あったかい手作りごはんを楽しめる場所をつくりたい」という想いがお店を始めるきっかけに繋がったと教えてくれました。

今回はランチタイムにお伺いしましたが、同店のランチ営業は金曜～日曜の3日間限定！お肉ランチ・お魚さランチ・お肉とお魚両方楽しめるORINASランチの3種類で、お肉・お魚が各6食限定、ORINASランチは限定12食の販売です。売り切れ次第終了のため事前にお電話かInstagramのDMにて予約をしてくのが安心。

今回は無事に1日限定12食の「ORINASランチ」をいただくことができました♪お肉・お魚のメインを2種類楽しめる良いとこどりのランチメニューです。メイン以外にも、兵庫県を中心とした地元の農家さんから仕入れた新鮮な野菜をたっぷり使った小鉢が盛りだくさん！

まずは、オレンジやパプリカなどを使った彩り鮮やかなサラダから。柑橘の爽やかな香りと、パプリカのシャキッとした食感が口の中に広がります。

この日のメインは、梅の酸味とたっぷりのネギが絡む特製ソースでいただく「播州赤鶏の蒸し鶏」と、ほっくりと優しい甘みの白味噌が鯛の旨みを引き立てる「鯛の白味噌煮」でした。お肉・お魚とメインが2つもあると食べきれるかな？と心配になる方もいるかもしれませんが、量も多すぎずちょうどいいサイズ感、そしてヘルシーな和食メインなので女性でも問題なくいただけます。

お肉とお魚のメインに彩りを添えるのは、こちらのおばんざい。どれも兵庫県内の契約農家から仕入れた、旬の地元野菜が主役で、焼き野菜や和え物、炒め物などバランスの良さも嬉しいポイント。

特に「ドルチェドリーム」というとうもろこしの甘さにはびっくり！何よりおうちでは、ここまでたくさんの種類の野菜を一度に揃えて、バランスよく調理するのはなかなか難しいので、手作りの美味しいご飯が食べられる幸せさを噛みしめながらいただきました。

そして、おかずの美味しさはもちろんですが、筆者が何より感動したのが“お米”です。メイン料理とあわせて主役といっていいほど、食べる人みんなを魅了するお米は何と自家製米なんだそう！収穫後の保存方法にまで細やかなこだわりがあり、炊き上がったご飯は、ツヤ、香り、甘みすべてが別格。ひと口おかずを食べるごとに、ご飯が進んでしまうので、ついついおかわりしたくなるほどです。

お味噌汁も、いくつかの味噌を独自にブレンドしたこだわりの一杯で、しみじみと身体に染みわたりました。