【北越谷駅2分】昭和レトロが炸裂している「パブレストラン サンゴ」で過ごした時間が完全に実家だった
先日、仕事後に当日予約で北越谷の安宿に泊まることになった。せっかくだから夕飯も北越谷で食べようと思い、駅周辺をぶらぶら散策していると……昭和レトロが炸裂しまくっている「パブレストラン サンゴ」なるお店を発見。
パブレストランとはパブとレストランを組み合わせたものだろう。食事メニューが充実しているパブ、つまりアルコールメニューも楽しめるお店ということだろうか。初見で入るにはやや勇気が必要なビジュアルだが、人生勉強も兼ねて入ってみた。
・パブレストラン サンゴ
北越谷駅の西口から徒歩約2分、暗い夜道にレトロな青い看板が輝いていた。埼玉県といえば “海なし県” として有名だが、看板は海のブルーに赤いサンゴ。それがまたいい味を出している。
・レトロな世界
店内は1970年代を彷彿させるアダルティな空間。オレンジ色のペンダントライトに赤い革張りのソファ……赤はやはりサンゴのイメージなのだろうか。
飴色のやわらかな光に包まれたゴージャスな世界は昭和レトロそのもの。外観同様、昭和から時計の針が止まっていた。
・手書きのメニュー
カウンターにはマスターとママ。メニューを確認すると、ピザ、カレー、ラーメンなどなど……食事メニューが充実していることが分かる。ソフトドリンクも豊富なので、お酒を飲まない方でもきっと楽しめるだろう。
ママにガッツリ系のおすすめを尋ねると「ポークステーキなんかいいんじゃない?」とのことだったので、ポークステーキとライス、さらに食後のホットコーヒーを注文した。
・ポークステーキ
店内は私1人。さっきまでカウンター席に常連さんらしき先客がいたが、いつの間にか帰ってしまったらしい。テレビでは「笑ってコラえて!」が流れていた。
マスターとママと3人で同じテレビ番組を見ながら食事を楽しむ時間はまるで実家のようだった。会話はなくてもこういう雰囲気はいい。
じっくりと焼かれたポークステーキは、ツヤのある特製ソースがたっぷりとかかった1皿。これがしっかりとした肉質ながら驚くほど柔らかくてめちゃめちゃジューシー。頼んで正解。美味しい。
まさに昔ながらの洋食。サラダのさっぱりとしたアクセントのおかげで最後の1口まで飽きることなく楽しめました。
そして食後のコーヒー。勝手に純喫茶だと思い込んでいたけどパブレストランなのだからアルコールを頼んでも良かったのか。
と思いつつも、やっぱりコーヒーは落ち着く。親戚の家で飲むコーヒーのような安心感がある。おかげで、お腹も心も満たされました。
ちなみに調べたところ、同店は喫茶サンゴとしてカフェ営業もしている(金曜・土曜)らしい。興味があればSNSをチェックすべし。昭和レトロなスポットが好きな方には間違いなくハマるお店だと思うのでぜひ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 パブレストラン サンゴ
住所 埼玉県越谷市北越谷4-20-3
時間 16:30〜22:00
休日 火曜日
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.