東洋のハリウッドといわれる〝調布市〟で開催。『ジュブナイル』『ゴジラ-1.0』の上映と山崎貴監督も登壇するイベントもある「映画のまち調布 シネマフェスティバル2025」
昭和30年代の日本映画全盛期には、大映、日活に加えて独立プロダクション系の株式会社調布映画撮影所(現多摩川2丁目あたり)の3か所で映画が制作されるという活況を呈し、調布は「東洋のハリウッド」にたとえられていた。現在も約40社の映画・映像関連企業が集積する調布市は、「映画のまち」として成長し、多くの映画やドラマのロケ地として使用されている。ひとえに自然環境や現像に必要とされる良質な地下水に恵まれていたことにもよる。
2025年2月7日(金)~3月2日(日)の期間、映画のつくり手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2025」を開催している。映画祭では、映画のつくり手を顕彰する映画賞「映画のまち調布賞」の授賞式や、映画制作の技術スタッフや監督によるトークショー付きの映画上映会、展示、ワークショップ等、各種イベントを実施している。
映画祭の終盤、「調布市文化会館たづくり くすのきホール」に於いて、3月1日(土)には『ジュブナイル』<4Kデジタルリマスター>上映後トークイベントでの山崎貴監督の登壇が決定した。25年の時を経て、山崎監督のデビュー作である本作の制作当時、それから現在に至るまでを、安藤親広プロデューサーと監督が語り合う。
ジュブナイル<4Kデジタルリマスター>©2000 Juvenile Project
【関連上映】
3月1日(土) 14:00『ジュブナイル』<4Kデジタルリマスター>
トークゲスト:山崎貴(監督)、安藤親広(プロデューサー)
3月2日(日)15:00『ゴジラ-1.0』
トークゲスト:竹内久史(録音)、宮島竜治(編集)
さらに、上映会の会場の文化会館たづくりでは、『ジュブナイル』のデザイン画や絵コンテ等の関連展示のほか、『ゴジラ-1.0』の撮影で使用されたバラックのミニチュアや、リファレンス撮影用ゴジラを展示。山崎監督へインタビューをした様子を紹介するパネル展示も実施している。
【関連展示】
CINE_WORKS展part1 [映画のまち調布賞 受賞者紹介]
【日時】~3/2(日)たづくり開館中【会場】エントランスホール
CINE_WORKS展part2 [調布と特撮・VFX]
【日時】2/22(土)~3/2(日)10:00~19:00 【会場】北ギャラリー
出張!映画資料室「日活調布撮影所」と「VFXの作品たち」
【日時】2/22(土)~3/2(日)10:00~19:00 【会場】南ギャラリー
お問い合わせ:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団 TEL042-441-6150