【チャンピオンズC】過去10年3着内すら入れていない「死の馬番」に入ってしまった二刀流を目指している馬とは!?
チャンピオンズCで引退する絶対王者・レモンポップは勝てない!? 過去10年が示すデータとは!?
ドウデゥースがジャパンカップを勝ち、これで秋古馬3冠制覇へ有馬記念を残すのみとなった。(秋古馬3冠:天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念)
そして、今週は砂のチャンピオンを決めるチャンピオンズカップが中京競馬場で開催される。
残念ながら海外からの参戦はないが、それでも国内の砂の猛者達が集結し、恐らく歴史に残る戦いが繰り広げられること間違いなしである。
そこで今回は、チャンピオンズCを過去10年のデータから、もっとも勝ち馬に近い存在を数字で弾き出していく!!
①馬齢
馬齢でトップは5歳馬で4勝を挙げている。これに続くのが3歳馬、4歳馬、6歳馬のそれぞれ2勝である。7歳馬以上のベテラン馬は未勝利となっている。
この結果から、勝つ確率点を5歳馬が25%、3歳馬、4歳馬、6歳馬を20%、7歳馬以上の馬は0%とする。
②前走クラス別
ダートは地方での交流重賞も多く、そのため前走クラス別を調べてみると面白いデータとなった。
まずトップの成績が交流重賞のJpnⅠを走った馬で8勝も挙げている。これに続くのが交流重賞のJpnⅡとGⅢを走った馬で、それぞれ1勝を挙げている。
データが示すように、JRA重賞を走ってきた馬より交流重賞を走って来た馬が圧倒的に勝利を重ねている。
そのため勝つ確率点は、JpnⅠを走った馬が25%、JpnⅡとGⅢを走った馬が15%、それ以外は0%とする。
③前走着順別
良績を残しているのは、やはり前走を勝った馬でトップの4勝を挙げている。これに続くのが前走3着と4着だった馬で、それぞれ2勝を挙げている。残りは前走2着と5着だった馬が、それぞれ1勝を挙げている。
前走で掲示板外だった馬の巻き返しは難しい事が判明した。
そのため、勝つ確率点を前走1着だった馬は25%、前走3着と4着だった馬を20%、前走2着と5着だった馬を15%、それ以外は0%とする。
④枠番・馬番
枠でトップの成績を残しているのが3枠で3勝を挙げている。これに続くのが2枠と、5枠で、それぞれ2勝を挙げている。その逆で全く勝てていない枠が1枠と7枠となっている。
枠からさらに細かく馬番で見てみると、過去10年3着に一度も入ったことのない死神に愛された「死の馬番」が姿を現した。その馬番とは14番スレイマンと16番ガイアフォースの2つの馬番である。特に芝・ダートの二刀流を目指す⑯ガイアフォースにとって厳しいデータを突き付けられてしまった。
そして、ここでの勝つ確率点は3枠に入った馬が25%、2枠と5枠に入った馬は20%、4枠、6枠、8枠が15%、1枠と7枠、それと死の馬番に入った馬は0%とする。
以上の4つのデータから、もっとも勝つ確率が高いと判断できる馬は、90%をたたき出した⑧ウィルソンテソーロである。これに続くのが85%だった⑤ペイシャエス、80%だった④ペプチドナイルと⑩アーテルアストレアであった。
残念ながら、チャンピオンズCが引退レースである②レモンポップは70%で上位には届かない数字しか出なかった。
果たしてデータ通りに砂の王者が誕生するのか?
発走は12月1日の中京競馬場11レース、15時30分予定。