【お出かけ情報】あの雑多感が魅力のシモキタカルチャーは生きている!東北沢~下北沢~世田谷代田駅の約1.7kmがお祭り騒ぎとなる「下北線路祭2025」開催!~5月31日(土)、6月1日(日)
シモキタカルチャーといえば、常に雑然として雑多感溢れる飲食店や酒場の街であり、商店街には古着店が軒を連ねあちこちで音楽ライブがあり、演劇人が行き交う街としてつとに知られている。その下北沢の街を中心に、今年も個性豊かな施設や店舗の特別企画が目白押しで、多彩なコンテンツが集結する「下北線路祭2025」が開催される。文化発信と祭りの要素が融合した約50の企画で、一日中がお祭りの街と化し、今年のテーマは「3駅めぐって、遊び尽くせ!」。下北沢駅は小田急電鉄により地下化され、〝シモキタエキウエ〟商店街をはじめ「下北線路街」が出現した。駅周辺の再開発によってシモキタカルチャーの喪失を嘆く声もあったが、地元商店街とともに〝子育て応援〟企業を標榜する小田急電鉄と共創しながら、新たな多様性を発揮して生まれ変わっている。「下北線路街祭2025」は新しい〝シモキタカルチャー〟の発信イベントといえよう。
たとえば、下北沢駅前広場周辺、ご当地の世田谷区では6月11日の「国際遊びの日」に合わせて、6月は「あそび月間」を標榜。その一環として下北線路祭では、「まちなかで遊ぼう!シモキタわんぱくパーク」が開かれる。街のど真ん中を特別な遊び場に大変身させ、手作りウォータースライダーやプール、段ボール工作やチョークアートなど、外遊びを思い切り楽しめるプランだ。さらに、駅前スペースでは、下北沢のカルチャーの一つである古着・雑貨の店舗が集結するマーケットが店開きする。5月31日は、「空き地のFestival」が開催。音楽ライブを聴きながら、キッチンカーのおいしい料理と、フリーマーケットでの買い物。6月1日は、「建築×食」がテーマの「フードトアーキフェス2025」で、おいしいフードを食べながら建築に関するトークイベントや展示が楽しめる。
ちょっと足を延ばして、世田谷代田駅周辺では、日本全国から選りすぐりのブルワリーが一堂に会すクラフトビールの祭典がある。5月31日限定で、世田谷区指定無形民俗文化財として認定された、伝統的な三土代会による餅つきが披露され、先着300名に無料で餅を振る舞われる。また、西口改札外スペースでは、駅長制服を着用した写真撮影ができる「こども駅長なりきり写真撮影会」が開催。また、改札内には駅ピアノが5月23日~6月1日の期間限定で登場する。
東北沢駅周辺では、コーヒーショップが新たに立ち上げた団体「Brew Bond(TM)」が、コーヒーフェス「SETAGAYA COFFEE FEST.」を初開催。屋外テラスの開放的な空間に世田谷の人気コーヒーショップが集い、参加店舗の飲み比べや各店舗の豆やグッズが販売される。5月31日には若手アーティストたちによるライブ。6月1日には焼き菓子、バームクーヘン、アイスなどの人気お菓子店舗が出店し、さまざまなお菓子が楽しめる「おかしFES」も開催される。
そのほか、約1.7kmにわたる散策路を歩いて、下北線路街のまだ見ぬ魅力を発見する「歩いて発見!線路街おさんぽラリー」で指定のスポットを巡れば、下北線路街各施設の商品が当たる福引会にも参加できる。まさにお祭り気分を満喫できる二日間になる。