広島で初、自閉症のアーティスト石村嘉成の作品展『動物画家 石村嘉成の世界』開催、安佐動物公園でスケッチした描き下ろし新作が登場
7月19日(土)~ 9月7日(日)の期間、広島のNTTクレドホールにて『ワキデル色彩 カナデル生命 動物画家 石村嘉成の世界』が開催される。
重度の自閉症と向き合いながら制作活動を続ける石村嘉成。幼少期から強い興味をもつ‟動物″をテーマに作品を次々と発表している。生命の「鮮やかさ」「優しさ」「力強さ」「躍動」を圧倒的な迫力で表現し、観るものを勇気づけ、惹きつけている。被爆80年を迎え、平和の大切さや命の尊さを考えるこの夏に、広島では初となる石村の展覧会が開催される。
同展では、長さ26mにも及ぶ生命のつながりを描いた「Animal History」をはじめ、1mを超える大型キャンバスに独特の表現で動物を描いたアクリル画、創作活動の原点となった版画など300点以上 の作品を展示。10年以上毎晩書いている絵日記も公開され、石村の変遷、努力を感じられるコーナーを設置。さらに同展の開催を記念して、広島市にある安佐動物公園にスケッチに行き、日本で初めてマルミミゾウの出産を控えるメイやそのなかまを描き下ろした新作も登場する。
また会期中は二人三脚の父・石村和徳さんの療育に関する記念講演会をはじめ、参加型イベント「ライブ・ドローイング」 や作家本人によるギャラリートークも行われる予定とのこと。詳しくはHPをチェックしよう。
チケットはイープラスにて販売中。