松屋フーズと松屋銀座がコラボした「神戸牛牛めし」を食べてみた! そのお値段なんと……
同じ名前というのは時には争いの火種になったりする。だが、漢字まで一緒の松屋フーズと百貨店の松屋は仲良くやっている様子。2025年4月9日、そんな両社が初となるコラボを開始した。
百貨店の松屋銀座(Matsuya Ginza)の地下で開催されているイベント「肉グルメが大集合!松屋のニク活 in GINZA」に牛めしの方の松屋が出店しているのだ。その名も『松屋 松屋銀座店』。展開されている商品も松屋銀座限定商品というので行ってみることにした。
・販売メニュー
リリースによると、松屋銀座は5月1日に開店100周年を迎えるらしく、その一環として本イベントが4月9日から開催されているようだ。そして、イベントの目玉が松屋フーズとのコラボ。催事に松屋が出店するというだけではなく、国産の食材にこだわった松屋銀座の限定商品を展開しているところに両社の気合が伺える。
それゆえか、ブースもただのテイクアウト用の窓口ではなく、遠くから見ても分かるレベルで松屋フーズカラーが全面に出ていた。どんな商品が販売されているかというと……
神戸牛牛めし!
国産黒毛和牛のうまトマハンバーグ!
そして、雪国育ちの濃厚トンテキ!
この3種類のお弁当。牛めしは牛めしでも神戸牛! うまトマハンバーグでも国産黒毛和牛!! 看板の「PREMIUM」が文字だけではない。これぞ真のプレミアム牛めしと言えるのではないだろうか。
・牛めしより売れてたメニュー
ちなみに、神戸牛牛めしは並と肉大がある。松屋と言えばやっぱり牛めしなので、神戸牛牛めしの肉大を注文すると、整理券を渡された。どうやら牛めしはその場で作って出来立てを渡してくれる模様。
そこで待っていたところ、ちょっと意外な事態に気づいた。神戸牛牛めしももちろん人気なんだけど、それ以上に、国産黒毛和牛のうまトマハンバーグが飛ぶように売れていくのだ。
私が到着した時には売り切れていたこの商品。たまたま待っている間に追加されたんだけど、スタッフさんが並べた端からお客さんが手に取っていく。このままでは、また一瞬で売り切れそうだ! というわけで、「神戸牛牛めし肉大」を受け取るタイミングで「国産黒毛和牛のうまトマハンバーグ」も一緒に購入してみた。
・うまトマハンバーグを食べてみた
まず、「国産牛のうまトマハンバーグ」を食べてみたところ、ハンバーグの大きさは通常のうまトマハンバーグの方が大きいように感じられた。ただし、肉汁が溶けたうまトマソースがビビるくらいウマイ。
松屋の強めの味に素材の強さがプラスされ、暴力的なまでにご飯と合う味になっている。半熟卵を混ぜるともはや犯罪。肉の旨みと滑らかな食感、そして松屋ならではのソースが罪深いまでのハーモニーを奏でている。
松屋フーズ単体でも松屋銀座単体でもありえないその味に、このコラボのシナジーを垣間見た。ちなみに、国産牛のうまトマハンバーグは税込1299円なのだが、食べた後だと納得せざるを得ない。
・真のプレミアム牛めし
コラボがただのシャレではないことを確認できたところで、続いては「神戸牛牛めし」を食べてみよう。容器が厚紙じゃない時点ですでにひと味違うオーラが漂っているけど、牛めしって肉の良さが反映される料理なんだろうか? 素材の質とか分からなさそうだけど……
と思いきや、はっきりと質が出ていた。肉に自然な甘みがあって、いつもの和風醤油風味にさらに一段奥行きを加えている。こんなに染みる牛めしを食べたのは初めてかもしれない。
また、肉大だけあって肉量もかなり多め。具の層の深さは、松屋フーズの庶民的センスが出ているような気がした。肉を掘ってもまた肉。神戸牛だからってひよってない。これぞ松屋フーズと松屋銀座のツインシュート。で、気になるお値段は……
税込1699円でした(並盛は税込1100円)。松屋の牛めしあたま大盛が税込580円なので約3倍の価格。さすが銀座、さすが神戸牛である。
だが一方で、思ったより安いようにも感じられた。シンプルな価格で言うと松屋の牛めしより3倍くらい高いけど、満足度もちゃんと3倍かそれ以上に高かったのである。
というわけで、食べてみた結果、割とガチで真のプレミアムさを感じたダブル松屋コラボ。前述の通り、松屋銀座限定商品なので、現状、会期終了の15日までのものとなっている。全国1店舗で1週間のみ。松屋の限定メニューの中でも超限定と言えるこれらの商品。気になる方は今週末行ってみるのも良いだろう。
・今回紹介した店舗の情報
店名 松屋 松屋銀座店
住所 東京都中央区銀座3丁目6−1 松屋銀座地下1階
営業時間 11:00~20:00
開催期間 2025年4月9日~4月15日
参考リンク:PRTIMES
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.