【昭和ゴージャス】池袋西一番街「カフェ・ド・巴里」の専用エスカレーターがセレブ過ぎる / モーニングセットを頼んだ後に衝撃の事実に気づいてしまった…
池袋駅の西口を出てスグのところに「池袋西一番街」なる商店街がある。飲み屋や飲食店が充実していて中国系の店舗も多く、どちらかというと夕方以降に賑わっているイメージ。やや怪しげな雰囲気が漂っているが……
午前中は非常に爽やかだった。今回訪れたのは、そんな商店街の入口にある「カフェ・ド・巴里」。昭和レトロな世界を存分に味わえる純喫茶で、ステンドグラスやシャンデリアが彩るゴージャスな空間である。
駅近でモーニングが食べられる場所を探していたので利用したのだが、夜のイメージが強い池袋西一番街でこんな絶品モーニングが食べられるとは……! というわけで、皆さんにも詳しく紹介したい。
・カフェ・ド・巴里
調べたところ、カフェ・ド・巴里は「珈琲専門館 伯爵」の系列店らしい。ちなみに巴里は「パリ」と読む。
以前紹介した伯爵といえば、昭和レトロという言葉がそのまま当てはまる昔ながらの純喫茶だった。伯爵の名にふさわしいクラシカルな内装が特徴。古き良き時代のやたらとゴージャスな雰囲気がそのまま形になっている。
・セレブのパーティー会場へ
言うまでもなく、系列店の巴里も震えるほどゴージャスだ。まず入口の観音扉の自動ドアが開いたら、店内直結のエスカレーターが登場。そして奥にはきらびやかなシャンデリア……完全にゴールはセレブが集うパーティー会場である。
もちろんドレスコード等はなし。ゴージャス感は限りなくMAXに近いが、誰でも利用可能だ。
・昭和ゴージャスな空間
もしかすると昭和は、コーヒーや軽食をゴージャスな内装とともに楽しむ時代だったのかもしれない。ベルベット調の椅子も見事に高級感を演出していて、これぞまさに「昭和ゴージャスな空間」……なのかもしれないが、懐かしさは感じられず。
というのも、昭和の喫茶店ブームは1970年代に起こったもの。80年(昭和55年)生まれの私にとっては未知なる世界なのだ。昭和ドラマの撮影現場を見学しているような気分である。
・どうしても頼んでしまうセット
注文したのは、モーニングのBセット(830円)。同店特製たまごとハムのベーシックなサンドイッチとサラダにドリンク付き。ホットコーヒーをお願いした。
これが後になって「珈琲専門館 伯爵」で頼んだものと全く同じだったことに気づく。どこかで見たことがあるような……と思いつつ食べたが完全に一致していたとは。
ともあれ、美味しいしボリュームもあるから満足。サンドイッチはふんわりとしたパンに新鮮な具材が挟まれた王道の味。
余計なものを削ぎ落とした極めてシンプルなサンドイッチが、コクのあるホットコーヒーと抜群に合う。やはり私の中での正解はBセットなのだ。何度も頼んでしまう組み合わせである。
忙しい朝でもゆったりと過ごせる昭和レトロなゴージャス空間。クラシックな味わいをじっくり楽しみたい時にぜひ利用してみてほしい。最高に良かったので。とても気持ちいい朝時間になりました。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:カフェ・ド・巴里 池袋西口店
住所:東京都豊島区西池袋1-23-1
時間:7:00〜23:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.