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ここは生と死の狭間 お客様の記憶に眠っている真実~4月24日より上演中の舞台『誰ソ彼ホテル』ゲネプロレポート

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舞台『誰ソ彼ホテル』

2025年4月24日(木)~5月4日(日)飛行船シアターにて、舞台『誰ソ彼ホテル』が上演されている。この度、オフィシャルゲネプロレポートと舞台写真が届いたので紹介する。

オフィシャルゲネプロレポート

SEECによる脱出アドベンチャーノベルとして2017年にスマートフォン向けゲームアプリがリリースされた『誰ソ彼ホテル』。独自の世界観をベースとしたストーリーと推理要素が人気を呼び、続編制作やアニメ化、そして舞台化など、幅広いメディアミックスが展開中です。

2025年4月24日から始まった舞台版は、個性豊かなキャラクターたちをキャスト陣が再現するとともに、ゲームおなじみの重厚なストーリーや推理要素が観劇に落とし込まれた完成度。今回、初日を迎えた公演の様子を紹介します。

■ここは生と死の狭間のホテル

あの世に行くか現世に戻るか、行き先を決めかねている魂たちが羽を休めるために存在する生と死の狭間のホテル「黄昏ホテル」。記憶のないままこのホテルに辿り着いた塚原音子(演:生田輝)は従業員として働きながら現世に帰るための方法を探します。

このホテルに訪れるお客様は音子と同じく記憶をなくしています。しかし、部屋には“記憶にまつわる品”が隠されており、音子たち従業員は記憶探しを手伝いながら、お客様の現世での出来事を知り、その行く末を見届けるのです。

今作はお客様の過去を会話や探索によって導き出す原作ゲームの特徴を再現。些細な発言の一つひとつにヒントが詰まった会話はどれも聞き逃しができない重要な伏線で、「探索パート」では音子の目線でお客様の部屋を探りながら過去にまつわる品を探します。

そして、集めた証拠を元にお客様と対峙する「尋問パート」では、スリリングな駆け引きも? いずれも会話が鍵となるだけに、キャストによる生の掛け合いがストーリーに立体感をもたらしていることは間違いありません。キャラクターの個性に触れつつ、推理を楽しみながら意外な展開に驚かされてみてはいかがでしょうか。

また、モダンな雰囲気の黄昏ホテルを再現したステージは今作ならでは。さまざまなドアのギミックや隠された小物、プロジェクションマッピングを使用した演出など、セットの至るところに目を凝らしたくなる仕掛けが詰め込まれています。

話が進むごとに明かされていくお客様や従業員の過去を通して、徐々に記憶を取り戻す音子。彼女は何を思い出し、何を選択するのか。時にコミカルに、時にスリリングに表現されたミステリーを最後まで見届けてください。

舞台『誰ソ彼ホテル』は4月24日〜5月4日まで飛行船シアターにて上演中!

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