藤枝MYFCの須藤大輔監督、4連敗で迎える愛媛FC戦に向けて選手鼓舞「誰も助けてくれない。自分たちで乗り越えていきたい」
藤枝MYFCはロアッソ熊本に敗れた翌日の4月26日、次節の愛媛FC戦に向けてミーティングを行いました。須藤大輔監督は「引き続きやり続けよう」と連敗ストップに向けて選手を鼓舞しました。
48歳「つかみ取る1年に」
―ミーティングではどんなことを伝えたか
引き続きやり続けようと。内容的にも悪くなかったので、あとは決め切るところ。相手のシュートが1本で入り、こちらのシュートがポストをたたいて入らないとか、そういう試合が続く状況は打破しないといけません。
それが成長にもなるので、やり続けるしかありません。全くうまくいかないのであれば抜本的に変えなければいけないのですが、できているのでボタンを掛け合わせる作業をしていきたいです。
入らない中で相手ペースになった時に戻しが遅くなって、それが2失点目に顕著に出ていました。プレッシャーにいって剥がされたら二度追いしなければいけない。スピードやセットプレー時のポジション取りが遅いので、そこはしっかりしていこうと話しました。
―乗り越えなければいけない試練。
毎年こういうことがあってはいけないです。トップ6のところに肉薄して1年間戦いたいという目標があったが、今は数字的には全然物足りません。誰も助けてくれないので自分たちで乗り越えていきたいです。攻撃では前節の札幌戦でできなかった、相手を見ながら攻撃していくことはできていました。きれいに回すところと大胆にやるところをもう一度合わせていきたいです。
―ゴール前に入っていく人数はどうか。
そこまで少なすぎてはいなかったと思います。ただテンポが上がらずに相手が整った状態で入っていくのでなかなかうまくいきませんでした。そうはいっても前半はカウンターで決定的な場面を作り出していたので、そういうところで決められれば。相手は決めたので、その差かなと思います。
―形まで持っていく部分はできてきているか。
できてきていると思います。コンビネーションからのシュートまでというシーンも多々あったし。ただ枠にいかなかった。千葉戦もそうだが、相手のファインセーブにあったりポストに嫌われたりもしました。でも割り切って自分で乗り越えていくことが大事だと思います。
―FW千葉選手は決定機に絡めている部分は良かったのでは。
悪い時はシュートを打てなかったり相手に先に触られたりするけれど、昨日は一歩前にいってシュートまでいけているし、かわしてからのシュートもポストまではいっています。
全然悪くはないが、ストライカーなので数字は残したいところ。そこを乗り越えることが成長につながるので、ブレずにやり続けてもらいたいです。無得点だと調子が悪いのではと錯覚しますが、そうではないので自信を持ってほしいです。彼の良さは、関わることができるし、裏抜けもできるし、シュート精度も高い。数字を残すことに期待して起用しています。
―愛媛との去年の対戦(2敗)を振り返って。
うまくやられました。内容的には勝っていたが、負けてしまいました。サッカーの難しいところです。そういう意味では熊本戦でできなかったところが愛媛戦でも大事になると思います。
内容が良い時に決め切るとか、ワンチャンスを入れさせないようにするとか。負けるゲームではなかった戦いが最近は続いているので、打ち破らないといけないです。
―48歳の1年はどんな1年に?
つかみ取る1年にしたいです。選手たちは本当に頑張っているし、日の目を見てもらいたいです。われわれのサッカーはこんなにすごくて勝つんだというところを。やはり勝たないといけないです。内容が良いけれど勝てないとは言わせたくないので、結果をつかみ取る1年にしたいです。