厚木市消防本部 夏場の事故増加に備える 相模川で救助訓練
市消防本部は7日、8日に相模川(同市金田)付近の河川敷などで、水難事故に備えた救助訓練を実施した。約50名の消防隊員が参加し、救命ボートの操作や救命索発射銃の取り扱いなどを確認した。
この訓練は、水難事故が増加する夏季に備え、迅速かつ的確な救助活動を行えるよう、消防隊員の技術向上を目的に毎年実施されているもの。
7日の訓練では、救命ボートの操縦訓練に加え、要救助者へのロープや浮き輪の搬送に用いる救命索発射銃の発射訓練が行われた。また、昨年7月から運用を開始した水中ドローンの操作訓練も実施され、隊員が川岸からドローンを操作し、モニターで水中の状況を確認する様子も見られた。参加した消防隊員は、実際の水難事故を想定し、真剣な面持ちで各訓練に取り組んだ。
訓練に参加した警備第一課の瀧島漱太さん(26)は、「実際の出動を想定して訓練に臨みました。川は危険な場所が多いので、遊ぶ際には特に小さなお子さんから目を離さないよう注意してほしい」と話していた。