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「坂越の船祭」伝承願い絵馬奉納

赤穂民報

国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」を描いた絵馬を奉納した小賀美花里さん

 祭礼行事「坂越の船祭」が国重要無形民俗文化財に指定されている坂越の大避神社に、同祭礼を描いた絵馬が奉納された。

 奉納したのは、京都市北区の京都大学医学部1年、小賀美花里(みかり)さん(19)。同神社の近くに実家がある祖父の紀明さん(85)は14年前、父の徹さん(55)は昨年にそれぞれ同神社に絵馬を奉納しており、紀明さんの勧めもあって3代続けての奉納となった。

 御旅所がある生島へ隊列になった和船が海上巡航する光景を描いた構図。相生市若狭野町入野の絵師、舟丘恵凡さん(74)が描いた。昨年、生島が国天然記念物指定100周年を迎えたことも記念して奉納。幼い頃に祭礼を見物したという美花里さんは「大好きな坂越の伝統文化が後世まで伝承されることを願います」と話した。

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