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ブラックバス・フィッシングで使用するワームやプラグは、実はソルトウォーターの釣りにも使える場合が多い。特に、メバルやカサゴなどの小型の海の魚には、小さめのバス用のプラグやワームがピッタリだ。今回はブラックバス用のルアーをメバルなどライトソルトで活用する方法について解説しよう。

バスのルアーはソルトに使える？

ブラックバス用のルアーは、基本的には淡水用のものだが、ソルトウォーターでも問題なく使える。ただし、注意しなければならないのは防錆性能だ。もし、ルアーが防錆処理されていなければ、海水に浸かることでハリ周りが錆びる可能性がある。そのため、ソルトで使う際には、使用後にしっかりと洗浄し、乾燥させることが大切だ。

この注意点を除けば、バス用の小型ワームやプラグは十分にソルトウォーターでも活躍する。たとえば、ケイテックのワームの「イージーシェイカー」は、今は釣具店のライトソルトのコーナーにも陳列されている。その他、バスに使う小型のフローティングプラグは、メバルやカサゴに非常に効果的だ。

特にLTタックルと相性がいい

ライトゲームでは、小型のルアーを主に扱う。特にメバルやカサゴなどのターゲットに対して、バス用の小型ワームやプラグは、その繊細な気の利いたアクションで大きな効果を発揮する。バス釣りのフィネスなタックルをそのままソルトウォーターに持ち込んでも問題ないどころか、むしろメバルやカサゴのような目先の変化で釣れやすい魚にはぴったりだ。

またバス釣りは歴史が長く、リグも研究されつくしている。どこにいっても、魚は「まだ見たことがないもの」に対して非常に食いつきがいい。ネイルシンカーを使ってボトムを攻めてアイナメを狙ってみるなど、他人がやっていないことにチャレンジしてみると面白い成果が出るかもしれない。

ダウンショットリグは海でも抜群！

ダウンショットリグ、俗称「常吉リグ」は、バス釣りでも非常に人気のあるテクニックだが、実はソルトウォーターでも驚くほど強力な効き目がある。特にカサゴや日中のメバルは、底付近にいることが多いため、ダウンショットリグを使うと、ふわふわと自然な動きで魚を誘い食いつかせることができる。

カサゴやメバルは、海底近くで生活しているため、ワームが底付近で揺れる動きに強く反応する。バス用のダウンショットリグを使用すれば、これらのターゲットに効果的にアピールできる。マスバリにワームをちょんがけしてフリーに泳がせることで、魚の本能を刺激し食いつきを引き出すことができる。

ULタックルならそのまま流用可能かも

ブラックバス釣りでウルトラライト（UL）タックルも使用しているアングラーも少なくないはず。これならそのままソルトウォーターでも流用できる。ブラックバス用のULタックルを使用しているアングラーは、メバリングやカサゴ釣りに挑む際に、そのままのタックルにルアーでちょっと試してみよう。

バスアングラーも春にメバリングを？

ブラックバスが産卵に入り少し難しくなる春の一時期には、そのまんまのタックルを海に持って行ってメバリングしてみるのも一つの遊びだ。特に春のメバルは活発で、食いが良い。バス釣りの経験を活かし、ソルトウォーターでの釣りを楽しみとして取り入れてみると、新しい釣りの世界が広がるだろう。

ブラックバスのシーズンオフに、ちょっとメバリングをしてみることで、この時期の本命バスの食い渋りに退屈せずに済む。あるいは、ライトソルトにチャレンジすることで、違った釣りの楽しみを発見できるかもしれない。また、「びっくりゲスト」が多いのも海ならではだ。突然青物やマゴチなんかが釣れたり。ソルトウォーターでの釣りを試してみれば、思いがけない驚きの釣果に恵まれるかもしれない。

＜井上海生／TSURINEWSライター＞