【無料】ポークビッツを食べすぎた午後、新橋から銀座を歩いたら東京上空と宇宙に行けた気になった / 三菱電機「METoA Ginza」
ポークビッツを食べすぎたあの日。
これは少しでも運動せねばと、新橋から銀座までてくてく歩いていたところ、友人にすすめられていたスポット「METoA Ginza(メトアギンザ)」をふと思い出した。
なんでも無料・予約不要で入れる“めちゃくちゃ面白い展示”をやってるらしい。しかも8月4日まで。
これはもう今がチャンスってことで、銀座のきらびやかな空気を吸いつつ入ってみたら……思った以上にすごかった!
・「あたりまえっ!?」な日常の裏側に感動
「METoA Ginza」は三菱電機の企業ミュージアム。
現在は、イベント「あたりまえっ!?展」が開催されており、「日常の “あたりまえ” に、再発見と新発見を。」をテーマにしている。
エレベーター、エアコン、スマホに宇宙開発まで、私たちが当然のように使っている技術の裏側を、三菱電機が本気で見せてくれているのだ。
まず2階では、早速豪華な映像体験が待っている。
床に映る映像が自分の動きに反応して、ちょっとだけ宇宙空間を旅してるみたいな感覚。日本初の宇宙ステーション補給機「こうのとり」のドッキングシーンには、理屈抜きでちょっと感動する。
風の流れをアニメーションで楽しめる展示も面白い。
風の当て方で映し出される映像が変わってくるのだ。
向かいに展示されている「エアコンのあたりまえ」にも、あるあるが止まらない。
・3階は共感の嵐
続く3階にも見どころ満載。
時代を感じる「スマホのあたりまえ」は、20年前には考えられなかった「あたりまえ」なんだよなぁ、と勝手にノスタルジックな気分になったりして。
他にも「USBを挿す向きは絶対に一回は間違える」とか「髪のイメチェンした次の日はちょっと緊張」するとか、めちゃくちゃわかる!
あと気になったのは「銅箔に0.1mm以下の穴をあけてモナリザを描けるのはあたりまえ」。実物をルーペで見ると本当に穴でモナリザが描かれてて、すごい! の一言。
・高所恐怖症は要覚悟
中でも印象的だったのが、分速1,230メートルの超高層ビル用エレベーターのVR体験。
ゴーグルを付けて、疑似体験として、銀座の街から東京上空まで一気に上昇する。これが想像以上にリアルで、高所恐怖症の人は少し覚悟が必要かもしれない。
ちなみに、このエレベーターはすでに上海タワーに導入されており、私も学生時代に実際に乗ったことがあるが、この体験の方が臨場感あったかも。
他にも、空中タッチディスプレイの体験や「もやしは安いのがあたりまえ」に隠れた社会課題など、つい見過ごしがちな日常の裏にある努力とテクノロジーが丁寧に紹介されてた。
・行かない理由がない
無料・予約不要・涼しい・楽しい・学びの5大おすすめポイントの詰まった「METoA Ginza(メトアギンザ)」。
展示は8月4日まで。夏休みの自由研究にも良さそうだし、大人が1人でふらっと立ち寄るのもアリ。むしろ1人でじっくり回る方が展示を隅々まで楽しめるかもしれない。
というわけで、ポークビッツで胃が重くなった人も、そうでない人も、銀座のど真ん中であたりまえに共感しまくるこの展示、ぜひ体感してほしい。
参考リンク:METoA Ginza
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.