【ミヤネ屋・蓬莱さんが解説】日本で見かけるアジサイに青や紫が多い理由
6月に入り、そろそろ梅雨の季節。
今回は季節の花、アジサイの話です。
先月から気温が高めの日が多く、紫陽花(アジサイ)が各地で例年より早く開花しています。
皆さんが頭に浮かぶアジサイのイメージは何色ですか?
赤やピンクの方もいると思いますが、青や紫という方が多いのではないでしょうか?
日本で見かけるアジサイは青や紫が多い?!
それは日本の天気と土壌が関係しているかもしれません。
アジサイの色に影響を与える一つの要因が土壌にあります。
土壌はアルミニウムが多く含まれていると、酸性寄りになり、咲くアジサイは青色になります。
日本の土壌は酸性寄りの土壌が多いということなのでしょうか?
日本の土壌はもともと活火山が多いため、土壌成分は酸性寄りが多いのに加え、日本は雨が多く、雨と一緒に大気中の二酸化炭素が地面に染み込み酸性化しやすいということも考えられます。また、雨が土や石のアルミニウム成分をしみ出すことで多くなっていることも理由として考えられます。
なので、公園などに咲いているアジサイは、どちらかというと酸性寄りの土壌で青や紫が多いかもしれません。
反対に、土壌がアルカリ性寄りになれば、赤やピンクになります。
ただ、赤やピンク、他にも白のアジサイは、土壌とは関係なく、そもそもの品種でその色になっているアジサイもあります。
品種によっては1つの株で時間の経過とともに、白からピンク、さらに紫、青へと変化していくのもあります。
アジサイの別名は七変化(しちへんげ)といいます。
散歩してみて、どんな色のアジサイが咲いているか意識してみるのも面白いかもしれません。
また、色だけではなく、形にも注目してみて下さい。
ハート形のアジサイに出会えるかもしれませんよ。