家財保険や自動車保険でうその請求し計54万円だまし取る 上越市と長岡市の男2人
うその申請で家財保険金と自動車保険金を計約54万円だまし取ったとして、上越警察署と新潟県警本部交通指導課などでつくる合同捜査班は、上越市寺町1の保険募集人、山下啓輔容疑者(39)と長岡市緑町1の会社員、若井一樹容疑者(39)を2025年3月6日までに逮捕した。
同署によると、2人は共謀し、2022年10月15日頃に若井容疑者の所有するテレビが損傷したことに乗じ、山下容疑者の提案で新たに家財保険を契約し、契約後に損傷したとうその請求をして、2023年7月6日に家財保険金35万3738円をだまし取った疑い。
また2022年11月6日、山下容疑者の仲介で自動車保険を契約していた第三者の普通貨物車が故障したことに乗じ、山下容疑者が故障車を自走させて若井容疑者の勤務する自動車販売店に搬送したのにもかかわらず、レッカー搬送したと山下容疑者がうその申告をするなどして車両搬送費用保険金を請求した上、車両搬送先の担当者である若井容疑者が代車費用保険金を請求し、同11月に車両搬送費用保険金15万円、同12月に代車費用保険金4万1250円をそれぞれだまし取った疑い。
家財保険金と自動車保険金をだまし取られた同一の保険会社が2023年7月に県警に被害を相談した。2人は今年2月19日に家財保険金詐欺、同3月6日に自動車保険金詐欺の疑いで通常逮捕された。
同署は2人の認否について、共犯事件として明らかにしていない。同署によると2人は以前からの友人関係で、同署は多数の余罪があるとみて捜査している。