「納豆」にいれると腸がよろこぶ。食物繊維がたっぷりな“旬の野菜”とは?
発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。朝晩の涼しさを感じる秋は、季節の変化で腸のリズムが乱れやすくなることも。そんな季節こそ、腸内細菌のサポートに役立つといわれている発酵食品や旬の野菜を取り入れて、内側から健やかに整えていきましょう。
1.秋の腸を冷やさない。“温め習慣”でめぐりをサポート
秋は日中と朝晩の気温差が大きく、身体が冷えやすい季節。
冷えは血流を滞らせ、腸の動きにも影響を与える可能性があるといわれています。
だからこそ、身体を温める習慣づくりが大切。
軽いストレッチやウォーキングで筋肉を動かしたり湯船にゆっくり浸かることで、全身の巡りが整いやすくなります。
冷えを溜め込まない日々の積み重ねが、腸の健やかさを支える土台になります。
2.腸内細菌がよろこぶ“発酵のチカラ”
私たちの腸内には、約1000種類・数十兆個もの細菌がいるといわれ、そのバランスが心身の健康を支えています。
善玉菌は、食物繊維や発酵食品に含まれる菌などをエサにして活発に働きます。
みそ、納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなどを日常的に取り入れることで、腸内の善玉菌をサポートし、健やかな腸環境づくりに役立つでしょう。
特に納豆は、良質なたんぱく質やビタミンKを含み、腸内ケアに向く食品として知られています。
3.秋野菜×発酵食品でつくる「腸が整う一皿」
発酵食品は、旬の野菜と合わせることでより美味しくいただけます。
今回の「ゆず白菜の納豆あえ」は、秋の食卓にぴったりの腸内ケアメニュー。
白菜の食物繊維が善玉菌のエサとなり、納豆菌が腸内環境にプラスに働いてくれることが期待できます。
涼しい風が心地よい秋の日に、身体の内側から軽やかに整う、やさしい一皿。
発酵の恵みを感じながら、秋の腸をいたわる時間を楽しみましょう。
参考資料:食品成分データベース
ゆず白菜の納豆和え
材料(2人分) 調理時間10分
納豆(付属のタレ・カラシは使用しない)……2パック
ゆず白菜(市販の漬物、またはゆず風味に浅漬けしたもの)……50gほど
めんつゆ(濃縮4倍)……小さじ1
小ねぎ(小口切り)⋯⋯お好みで
作り方
1 納豆はよく混ぜて粘りを出しておく。
2 ボウルに1の納豆、ゆず白菜、めんつゆ、小ねぎを入れてよく混ぜ合わせる。
3 器に盛ったら完成。
坂下莉咲/発酵食品マイスター/スキンケア指導士