血圧150でも元気ならOK? “自分の正常値”を見極める新常識【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】
「高めの血圧」があなたの正常値かも
降圧剤を飲んでいる人の中には、「薬を飲むと一旦は血圧が下がるけど、またすぐに上がってしまう」という人がいます。これは薬が効いていないのではなく、むしろ体の機能が働いている証拠。薬で強制的に下げられた血圧を体が一生懸命、もとに戻そうとしているのです。驚く方もいるかもしれませんが、つまり薬を飲む前の血圧が、その人にとっての正常値というわけです。
人によってはいつも上が150mmHgでも調子がいい人もいますし、逆に上が90でも元気な人はいっぱいいます。いずれにせよ「年齢+90」以内に収まっていれば大丈夫。気にする必要はありません。
まずは「降圧ストレッチ&降圧ジャンプ」を続けて、数値の変化をチェックしてみてください。ある程度まで下がったところで数値が横ばいになるようなら、それがあなたの正常値という可能性が高いです。医師と相談しながら、少しずつ薬を減らしていきましょう。
基準値を目指すより自分の正常値を見極める
薬は強制的に血圧を下げるもの。もとに戻そうと体が働くなら、「その値があなたの正常値」かもしれません。
驚異的な持久力を支える「スポーツ心臓」
持久力を要するスポーツ選手は、心臓が1度に送り出す血液量が多く、1分間の安静時心拍数が一般人の65~75回より少ない40~50回程度。マラソンの高橋尚子選手は30~40回と言われています。これは一度に送り出す血液量が通常の倍以上の強心臓! 人それぞれ体の機能が違う=血圧も人それぞれととらえましょう。
【POINT】
降圧運動で血圧の変化を見ながら、自分にとって最適な数値を見極めよう
【出典】『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』著:加藤雅俊