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【福岡空港完全ガイド2024】国内線・国際線の観光スポット活用術

フクリパ

【福岡空港完全ガイド2024】国内線・国際線の観光スポット活用術

福岡市の魅力のひとつに「福岡空港」があります。世界でも有数の都心までの近さとアクセスの良さに加え、アジアを中心とした海外各地からの直行便路線が20以上もあり、旅にも出張にも便利な空港です。今回は、様々な福岡名物が味わえるレストランをはじめ、観光スポットとしての福岡空港を紹介します。

「世界でもっとも都心に近い空港」のひとつである福岡空港の現在から未来

福岡市中心部の地下鉄「博多」駅まで約5分、「天神」駅まで約11分。これが国内線ターミナルに直結した地下鉄「福岡空港」駅からかかる時間です。「世界でもっとも都心に近い空港」のひとつと言われる所以であり、このアクセスの良さは実際に福岡市に住むか、福岡市に旅行した方は充分実感されている事かと思います。

 

地下鉄福岡空港駅からのアクセスホール

 

2023年度の旅客数(国内線+国際線)は、羽田空港、成田空港、関西空港についで第4位と活況を呈している福岡空港。その面積は346haと成田空港の3分の1程度で、運用中の滑走路は現状1本のみ。また、市街地・住宅地に近いことから、発着は朝7時から夜22時までの15時間と限られています。

 

福岡空港旅客数の記事はこちら

 

画像提供:福岡市(一部加工処理済)

 

2025年3月には、既設の第1滑走路の西側に第2滑走路の供用が開始され、2025年度から2026年度にかけて複合施設(商業施設・ホテル・バスターミナル)の開発も予定されています。交通拠点としてだけではなく、人々がショッピングやグルメなどを気軽に楽しめる「エアポートシティ」というコンセプトで開発が進んでいます。

 

将来は東アジアトップクラスの国際空港を目指しています。

 

福岡空港将来像の記事はこちら

絶景の展望デッキ!グルメの魅力いっぱいの「福岡空港 国内線」

福岡空港の魅力のひとつに国内線旅客ターミナルビルの「遊びに行きたくなるほどの充実さ」が挙げられます。私が個人的に感じているポイントを3つご紹介します。

 

(1) 飛行機を間近にみる展望デッキが爽快
(2) ラーメン、もつ鍋、寿司などなど食べたい地元グルメが集結
(3) お土産、スイーツが充実!福岡空港限定に注目!

 

これらを楽しむためには、出発の2時間前には福岡空港に到着することをおすすめします。荷物は預けるかコインロッカーに入れてガンガン行きましょう。

 

■国内線3階、4階の展望デッキにGO!

 

国内線旅客ターミナルビルには3階、4階に展望デッキがあり、飛び立つ飛行機や、駐機しているカラフルな飛行機の数々を見ることができます。長い望遠レンズを構えている飛行機ファンもいらっしゃいますが、携帯でも間近に撮影できます。

 

 

トワイライトタイム、マジックアワー、夜のとばりがおりていく時間もとてもロマンチック!デートスポットとしてもおすすめです。

 

【国内線展望デッキ】
■営業時間: 7:00〜22:00
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル3F4F

 

 

■絶対食べたいグルメも福岡空港なら大満足

特に用事がなくても、飛行機をみながらゆったり食事やお茶をするという使い方も福岡空港ではおすすめです。眺めのいいレストランやその他の名店は、以前公開したこちらのフクリパ記事も参考にしてください。国内線ターミナル4階の展望レストラン「ソラガ・ミエール」や3階の「竹乃屋」を紹介しています。

 

福岡空港眺めのいいレストラン記事はこちら

 

国内線ターミナル3階竹乃屋

 

今回は出張、旅行で福岡空港を利用される方におすすめの場所を紹介します。

 

「せっかく福岡に来たんだからラーメンを食べて帰りたい」という方は多いと思います。出発直前でも、福岡空港なら大丈夫。国内線ターミナル3階にある「ラーメン滑走路」には、福岡の有名ラーメン店に加え、全国の名店が期間限定で出店しています。

 

私のおすすめは「ラーメン海鳴」の福岡空港限定の「ラーメン辛子明太子」。明太子とラーメン、福岡の名物を両方楽しむことのできるラーメンです。

 

旨味と辛味の絶妙なバランスがいいラーメン辛子明太子(940円)

 

【ラーメン滑走路】
■営業時間: 10:00〜21:00(OS)
※各店の営業時間は福岡空港公式HPで要確認
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル3F

 

福岡名物で人気が高いのが「もつ鍋」。国内線ターミナル3階の「博多もつ鍋おおやま」では、カウンター席もあり、一人前から堪能できます。鹿児島県産黒牛の小腸を使い、九州みそを中心にブレンドした濃厚美味なみそ味が私のおすすめです。福岡のお酒、博多名物の辛子明太子やもつ鍋などのお土産も揃っています。

 

 

【博多もつ鍋 おおやま福岡空港店】
■営業時間: 10:00〜21:00(OS)
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル3F
■TEL: 092-622-5500

 

最近の私のお気に入りは、2023年3月にオープンした「博多いっかく食堂」。福岡市内に数か所ある、人気の定食屋さんで、ボリュームもたっぷりの魅惑のメニューが並びます。

 

博多一口餃子(550円)

 

福岡空港店では、博多名物の「博多一口餃子(550円)」も提供されています。しっかり食事をとりたい方にもおすすめです。

 

一番人気!明太子がのった明太チキン南蛮定食(2178円)

 

ハンバーグも美味しいのですが、明太子を使った福岡ならではのメニューがおすすめ。定食には、刺し身や明太子などがついているのも嬉しいです。

 

【博多食堂いっかく 福岡空港店】
■営業時間: 10:00〜21:00(OS)
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル3F
■TEL: 092-402-2270

 

2024年8月1日にオープンした「Sushi Roll HUG 福岡空港店」。写真映えする「寿司ロール」「カップ寿司」がメインで、福岡空港では「特製こぼれマグロ巻き」「博多明太キンパ」等も限定販売。店内でも飲食可能。ソフトクリームもあるのでチェックしてみてください。

 

福岡空港Sushi Roll HUGの記事はこちら

 

【Sushi Roll HUG 福岡空港店】
■営業時間: 8:00〜20:00(OS)
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル1F
■TEL: 080-3973-6256

 

 

■お土産、スイーツが充実!福岡空港限定に注目!

空港で楽しみなのが、お土産選び。福岡空港でお菓子・スイーツのお土産を買うなら、国内線ターミナル2階にある「SWEETS HALL」がおすすめ。福岡名物の明太子や、その他おすすめのお土産品なども購入できるので、以前公開の記事も参考にしてください。

 

福岡空港お土産店SWEETS HALLの記事はこちら

 

当日のお土産、あるいは機内で楽しむのにおすすめのスイーツがあります。

 

九州産フルーツ加工販売所「伊都プリンセス」の福岡空港限定「フルーツどら焼き めろープリンセス」です。モチモチの「ガワ」とフルーツに合わせて、クリームや餡子に細かい工夫がされており、程よい甘さ。

 

メロン入りフルーツどら焼き めろープリンセス

 

私も出張などの際に購入して、至福のひとときを味わっています。姉妹ブランドの「伊都きんぐ」は福岡県産あまおう苺を加工した「どらきんぐ生・エース」などで有名で、福岡空港にもあります。

 

【九州産フルーツ加工販売所 伊都プリンセス】
■営業時間: 8:00〜21:00
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル2F
■TEL: 092-260-1530

 

 

■何度も伝えたい!福岡空港のユニークなスポット&サービス

続いて、福岡空港の中でも私の一番のお気に入りのスポットと、福岡空港ならではのユニークなサービスを紹介します。

 

福岡空港の中で、私がもっとも気に入っているおすすめスポットのひとつは、国内線3階にある「TSUTAYA BOOKSTORE 福岡空港」の「SHARE LOUNGE」です。ここでは、リラックスした環境で飛行機の離発着を眺めながら仕事や読書ができます。

 

 

この窓一面からひろがる風景は、どこに座っても特等席。利用料金に含まれているカフェメニューにはスープやスナックもあり、充実しています。アルコールがお好きな方には、アルコールプランがおすすめです。

 

【TSUTAYA BOOKSTORE 福岡空港】
■営業時間: 8:00~20:00
■アクセス: 国内線旅客ターミナルビル3F
■TEL: 092-627-1611

 

※各店舗の営業時間は変更になる場合があります。ご利用前に福岡空港公式ホームページでご確認ください。

 

その他にも、福岡空港では、面白い取り組みをたくさん実施しています。

 

まず、今や1ヶ月に数回開催されている「福岡空港ビューんとツアー」が筆頭に挙げられます。日頃は入れないエリアを屋根のないオープントップバスで走行し、駐機している飛行機や滑走路に離着陸する飛行機を間近に見ることができるツアーです。

 

 

西鉄が行っている「福岡オープントップバス」とのタイアップで実施されるこの企画は、大変人気が出ており、満席になる事も。最近は航空会社とのタイアップが多く、ファンにとってはたまらないツアーです。

 

【福岡空港ビューンとツアー】
■詳細・予約はこちら
※乗車は運行4日前までの予約必須

 

思い出に残るウェディングフォトを撮影したい方に最適なのが福岡空港「フォトウェディングプラン」。夜の空港を貸し切るような形で、プライベート感あふれるラグジュアリーな撮影が行えます。忘れられない思い出になりますね。

 

 

【フォトウェディングプラン】
■詳細・予約はこちら

 

 

アジア便充実の「福岡空港国際線」から海外へ行こう!

■福岡空港国際線は2025年に向けて大改装中

最近、福岡空港国際線旅客ターミナルビルを訪れた方はご存じかと思いますが、現在、マスタープランに基づいた大改装工事が行われている福岡空港国際線ターミナル。

 

現滑走路の西側に建設中の第2滑走路が供用を開始する2025年3月末までに国際線ターミナル北側を増築するなどして、ターミナルの床面積を現在の約2倍になる13万6000平方メートルに拡張する予定です。

 

2023年12月には、北側へコンコースを延伸させ旅客機への搭乗橋を6基から12基に倍増させており、バスでの移動ではなく、直接搭乗できる箇所を増やしています。

 

さらに、到着ロビーを4000平方メートル増床して新設する『アクセスホール』が、2024年11月末に完成する予定です。

 

現在、15分ほどかかる国際線ターミナル ⇔ 国内線ターミナル間の連絡バスの所要時間は、専用道路を整備していくことで今後5分程度に短縮されることも発表されています。

 

 

2024年8月現在では、航空会社数社の自動チェックイン機が導入され、自動手荷物預け機も導入されています。

 

展望デッキも広々として、世界の航空会社の飛行機を間近にのぞむことができますよ。

 

 

福岡空港国際線から旅立つなら、手荷物検査に時間がかかることもあり、早目に出発ゲート内に入ってゆったりするのをおすすめします。お菓子や酒類、化粧品などが充実した免税店でのショッピングの時間も確保しましょう。

 

2023年12月に増築した北側コンコースでは、日本家屋の縁側をイメージし、福岡県産ヒノキを用いたテーブルと博多織をあしらったイス、大川組子の行燈を設えたロビーチェアでくつろぐことができます。

 

福岡国際空港待合室

 

保安検査後の搭乗待合のエリアでは、飛行機の離発着を眺めながら食事が楽しめるスポットがあります。

 

 

九州の食材や酒などドリンクが楽しめる「KRAZY MEAT by ODA CHIKUSAN」では、生産者直営の精肉店の肉をつかった惣菜・お弁当や軽食をイートイン、テイクアウトの両方で楽しめます。

 

九州の地酒ほかドリンクメニューも豊富

 

【KRAZY MEAT by ODA CHIKUSAN】
■営業時間: 8:00~20:30(OS)
■アクセス: 国際線旅客ターミナルビル 3F(保安検査後の待合室)
■TEL: 092-707-2931

 

 

■おすすめの海外旅行先

福岡空港国際線では、11の国・地域に20以上の路線が就航しています(一部運休路線あり)。「意外にたくさんあるんだ!」と思った方も多いはず。ハワイの直行便もあり、韓国やその他の都市との乗り継ぎで世界各国への旅ができます。

 

さらには、関東にある空港と比べても、地理的な位置から東アジア、東南アジアに近く、上海など中国の都市、タイなどの東南アジアへは約1時間ほど短い飛行時間で到着することができます。

 

福岡空港から韓国・釜山は約1時間、中国・上海は約2時間、台湾・台北で最短約2時間25分となり、福岡から大阪と釜山、福岡から東京と上海、福岡から北海道・千歳と台北の到着までの時間はほぼ同じというアクセスの良さです。

 

私にとっては、国内と海外の出張を比較すると、海外の方が近くて、エキサイティングな気がします。私の周囲でも東京在住なのに、福岡で仕事を入れて、その後に福岡空港から海外出張へ向かう人が数人います。

 

今回は、福岡空港からの出立をおすすめする3エリアを紹介します。円安・円高の影響をあまり受けず、海外旅行にそう慣れていない方でも楽しめるところです。

 

【おすすめ第1位】韓国 ソウル、釜山

福岡空港からソウル・仁川空港まで、8社の航空会社がデイリー(毎日)を1日数便運航しており、しかも渡航時間は1時間ちょっと。自分の思うままの行程が組み立てられます。釜山へは、航空会社4社がデイリーで運航、約1時間で到着します。

 

見逃せない韓国グルメ

 

数年前ほどの物価の安さは感じられませんが、円安の影響をあまり感じることなく、韓国グルメやまち歩きを楽しめます。時差がないのも魅力ですよ!

 

流行のレトロブームにより注目のソウル乙支路の路地裏

 

ソウルは東京のような都市なので、人気エリアや市場などのまち歩きやグルメを楽しみ、長崎と大阪をあわせたような雰囲気の釜山は海辺のリゾートである海雲台(ヘウンデ)や、甘川文化村などのまち歩きがおすすめ。どちらもすてきなカフェがたくさんあるので、ぜひチェックして!

 

韓国・ソウル、釜山旅行 おさえておきたい3ポイント

福岡国際空港からのフライト時間:約1時間

時差: なし

初めてでも満喫するなら: 2泊3日(1泊2日でもOK)

 

【おすすめ第2位】タイ・バンコク

先述したように、東南アジア、タイ・バンコクへは東京より約1時間短い約5時間半。福岡空港から、タイ国際航空とタイ・ベトジェットはスワンナプーム空港に、タイ・エアアジアはドンムアン空港に、それぞれデイリーで運航しています。

 

人気のワット・パクナムはフォトジェニックな寺院

 

値ごろ感のあるゲストハウスから中級、高級までホテルのバラエティがあり、グルメも安いローカルグルメからミシュラン掲載のレストランまで揃い、どんな過ごし方をするか選択肢が多いのが魅力です。初心者なら寺院めぐりをおすすめします。最近はフォトジェニックな寺院が人気です。

 

カニ肉いっぱいのプーパッポンカリー

 

夜はスタイリッシュにバンコクの摩天楼を見下ろすスカイバー、地元タイ人にも人気のナイトマーケットに足を運ぶという夜遊びもおすすめ。スパにタイマッサージもマストで楽しんで。

 

タイ・バンコク旅行 おさえておきたい3ポイント

福岡国際空港からのフライト時間: 約5時間30分

時差: マイナス2時間

初めてでも満喫するなら: 直行便利用の場合2泊+1泊機中泊

 

【おすすめ第3位】台湾・台北

福岡空港から4社がデイリーで運航し、約2時間30分で到着する気軽な旅行先です。

 

観光客で賑わう九份

 

台北は大都市で台北101に代表される高層ビルも多いですが、もともとは高級住宅街だった永康街(ヨンカンチェ)や、漢方薬街だった迪化街(ディーファチェ)など落ち着いた、日本人にとってどこか懐かしい感じのするエリアもいっぱい。

 

本場で思い切り食べたい小籠包

 

レストランやおしゃれな雑貨ショップ、カフェなどの散策がおすすめ。小籠包やかき氷などの台湾グルメ、夜は夜市などが満喫できます。台北駅から鉄道で足をのばして、レトロな観光地「九份」を巡るのもいいですね。

 

台湾・台北旅行 おさえておきたい3ポイント

福岡国際空港からのフライト時間: 約2時間30分

時差: マイナス1時間

初めてでも満喫するなら: 2泊3日

 

——

福岡市の魅力のひとつである、都心に近い便利な福岡空港における多様な魅力を感じていただけましたか。

 

出張や旅行にも便利、食事や遊びに行っても楽しいスポット、エアポートシティとして、どんどん進化を遂げています。旅好きな私は空港にいるだけで、飛行機の行き先を想像したり、今度どこに行こうかと気分があがります。

 

2025年に向けて、まだまだ変貌を遂げていく福岡空港を利用して、成長を見守ってくださいね。

 

筆者運営の福岡空港から行く海外旅行情報サイト「Fly from Fukuoka(フライフロム福岡)」もご覧ください

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