【ガチ中華】君は「碗雑麺(わんざめん)」を知っているか? 本場では担々麺レベルの人気メニューらしい
碗雑麺(わんざめん)と聞いて何のことかわかったあなたは相当は食通。しかも大のつく中華料理好きな方であろう。碗雑麺に関する情報はほとんどなく、ネット上で得られる情報も決して多くはない。だがしかし……。
つい先日、生まれて初めて碗雑麺を食べた私は衝撃を受けてしまった。……これはヤバいやつ! 何がヤバいかって味や個性もさることながら“中毒性”がとんでもないガチ中華だったのである。
・飯田橋にて
私が碗雑麺を知ったのは全くの偶然。たまたま飯田橋を歩いていたところ「麻辣先生」というお店の前で「本場重慶 碗雑麺(ワンザメン)」という文字を発見したのだ。
調べてみると「麻辣先生」はかつて私がドハマりした「芊品香(センピンシャン)」の2号店があった場所で、オーナーも芊品香の方が引き継いでおられる様子。本店は豊洲にあり、現在6店舗を展開しているようだ。
・重慶が本場
で、碗雑麺はというと「タレは醤油ベースに山椒や辣油、具には白えんどう豆とひき肉などが入った四川風まぜそば」とのこと。重慶と四川では「担々麺に肩を並べる人気メニュー」だという。
よくわからないが山椒ビリビリ系のまぜそばなのだろうか? というか、ガチ中華はマジで食べてみないとわからない! 正直合わないものもある!! というわけで、興味本位で人生初の「碗雑麺」を食べてみることにした。
麻辣先生の碗雑麺は1人前1080円で、100円プラスで大盛りが、200円プラスで特盛が可能。今回は並盛りを注文したが、結果的には「特盛にすればよかった……」と激しく後悔したことをお伝えしておく。
・躍動、えんどう豆
さて、待つこと5分ほどやってきた碗雑麺は、黄色がかったえんどう豆が特徴的。そういえば豆が入ったまぜそばってほとんど見たことが無いような? いずれにせよ見た目で特徴的なのはえんどう豆だ。
……と思いきや、えんどう豆は味でもメチャメチャ機能していた! まずはビシッと唐辛子の辛さと清々しい山椒のビリビリが来るのだが、そのダブルの辛さをえんどう豆がいい具合に中和しているではないか。
総合的には「ビリビリ系のまぜそば」という印象だったので、えんどう豆が主役ではない。が、それ無しでは成り立たないほど「碗雑麺」におけるえんどう豆は存在感があった。
・完成度高し
また強めの刺激をその都度えんどう豆が中和してくれるため、何度も鮮度の高い刺激が味わえるのは画期的。山椒のビリビリもほど良く、決して「ただ山椒が強いだけのビリビリ麺」でなかったのは好印象だ。
その後、調べてみたところ碗雑麺はガチ中華の聖地・池袋の他、新大久保などのガチ中華料理店で提供されているらしい。これは日本国内の「1人碗雑麺ツアー」もありかもしれない。
とにもかくにも「碗雑麺」はただ刺激的なだけでなく、完成度が非常に高いまぜそばである。先述のように正直合わないメニューもあるが、我々が想像できないほどガチ中華が奥深いことは事実であろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 麻辣先生 飯田橋店
住所 東京都千代田区富士見1-7-6
時間 ランチ11:30〜15:30 / ディナー17:30〜23:30 / 土日祝11:30〜21:30
定休日 不定休
参考リンク:麻辣先生
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.