日限山の若者グループ 防災クイズラリーを企画 「子どもに知ってほしい」
日限山周辺に住む高校生、大学生4人で結成されたグループ「新世代創造ミーティング」は3月9日(日)に防災をテーマにした「こどもクイズラリー」を日限山地域ケアプラザで開催する。さらに若い世代への意識啓発が狙い。
「新世代創造ミーティング」は日限山周辺の地域に住む菊池一花さん(大3)、山納彩さん(大1)、阿部みなみさん(高3)、野澤桂菜さん(高3)による地域貢献を目的としたグループ。同ケアプラ職員の田中真樹さんが地域を支える人材の担い手が不足しているとの危機感から、グループの発足を計画し、4人が賛同した。
4人は昨年10月からどのような活動を行うかを相談。その中から「防災」をテーマとすることに決めた。「能登半島地震では帰省中の若者が被災者支援で活躍したと聞きました」と話すのはメンバーの野澤さん。「(若者である)自分たちも改めて防災を学びたい」との思いがあったという。
また、メインターゲットはさらに若い小中学生に定めた。「小さい時から、防災に関心を持ってほしい」との考えからだ。普段から小学生に接する機会が多いという山納さんは「『災害が怖い』と話す子どもがいるが、ここで知識を身に付け『防災マスター』になり、いざという時に力を発揮してほしい」と意図を語った。
地域も期待寄せる
ひぎり連合自治会の宮島由美子会長は4人の活動に「若い人が動いてくれるのは頼もしい」と期待を寄せる。「若者と地域がつながるのは良いこと」と話した。4人は今後も防災に限らず地域活動を継続する予定だ。
当日は、館内8カ所のチェックポイントに防災に関するクイズや課題を設置。各ポイントをクリアしながら、ゴールを目指す。申込、参加費不要。中学生以下には参加賞(先着100人)が配布される。時間は午前10時から正午。詳細についての問い合わせは同ケアプラ【電話】045・827・1870まで。