ソフトバンク元投手ら くふうハヤテ10選手が退団 元日本ハム投手のコーチも
■ソフトバンクやDeNAでプレー 藤岡好明投手兼投手コーチ退団
プロ野球くふうハヤテベンチャーズ静岡が選手10人とコーチ1人の退団を発表した。チームを離れる元日本ハム投手の中村勝チーフ投手コーチはNPB12球団に選手を輩出できなかった責任を明かしている。
今季途中にくふうハヤテ加入 ”4度目の正直”でドラフト指名を目指した捕手も退団
くふうハヤテが11月1日、以下の選手10人の退団を公表した。6人が本人の希望、4人は契約満了を理由としている。
【本人の希望による退団選手】
・奥田健誠投手
・藤岡好明投手兼投手コーチ
・深谷力捕手
・深草駿哉捕手
・野口泰司捕手
・増田将馬外野手
【契約満了による退団選手】
・足立真彦投手
・東海林碧波投手
・野口渉投手
・稲田太陽捕手
投手コーチも兼任した藤岡投手はソフトバンク、日本ハム、DeNAで計337試合に登板した。くふうハヤテには創設1年目から加入。シーズン終了後に契約満了での退団が球団から発表されたが、2年目の今シーズン開幕直後に投手コーチ兼任で復帰した。今シーズンは29試合に登板して、1勝2敗3セーブ、防御率3.49だった。
今シーズン途中からチームに加入して、“4度目の正直”でドラフト指名を目指した野口捕手もチームを去る。野口捕手は愛知・栄徳高校、名城大学、NTT東日本でドラフト候補として名前が挙がったものの指名されず、くふうハヤテからのNPB12球団入りを狙っていた。しかし、今秋のドラフトでは調査書が届かず、指名もされなかった。
■中村勝チーフ投手コーチも退団 「深く責任感じている」
また、首脳陣では中村勝チーフ投手コーチの退団も発表された。本人の意向だという。球団を通じて、次のようにコメントしている。
「この度、熟考の末に退団を決断いたしました。選手の成長を間近で見られた大変幸せなこの2年間は、多くの学びを得る貴重な機会となりました。一方で昨年2名輩出したチームの1つの目標でもあるドラフト指名、12球団復帰を今年は繋げられなかったことに深く責任を感じております。この結果を真摯に受け止め、今後の自身の成長の為に学び続けていきたいと思っております」
中村コーチは、くふうハヤテのジュニアチームで監督も務めている。年末にはNPBジュニアトーナメントが予定されているが、予定通り指揮するという。
(SHIZUOKA Life編集部)