カッパと遭遇する場所!?福崎町の『辻川山公園』が異界すぎた 福崎町
田舎でちょっぴり異世界気分を堪能したい方におすすめなのが、妖怪の町として知られる福崎町の『辻川山公園』。
兵庫県と言えば神戸や姫路が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、それに負けじと、福崎町は妖怪たちがフルパワーでお出迎えしてくれます!
まず、福崎町ではいたるところに妖怪ベンチが!ふと気になって入ってみた小道、たまたま立ち寄ったコンビニやカフェ……。さまざまな場所で妖怪と一緒に写真を撮ることができるんです。もちろん、辻川山公園にもあります、妖怪ベンチ!
そして、この公園にはカッパが飛び出してくる池もあるんです。一見、蓮の葉が浮かぶ普通の池。鮮やかな鯉も泳いでおり、穏やかな風景ですが――。
池のほとりに腰を下ろして数分。静かな水面を眺めていると……突然、水面にブクブクと泡が浮かび始めます。
その中心をじっと見ていると、ついに出てきました――燃えたぎる赤色のカッパ、ガジロウ!彼は水中に潜んでいることが多いのですが、定期的に顔を出すファンサービスをしてくれる優しい一面があります。
辻川山公園の池を訪れたら、ぜひそこでしばらく待ってみてください。友達に自慢できる迫力の一枚が撮れるはずです。
ちなみにガジロウは妖怪でありながら、福崎町の愛されキャラクター。彼を初めて見た小さな子は、感動で泣くのか、怖くて泣くのか…なにはともあれ、人気がすさまじい!(笑)。ガジロウビールやTシャツなど、関連グッズも豊富です。
ガジロウモチーフのスライダー(遊具)だって、できちゃいました。口の中から滑り降りるという、なんともスリリングな体験が楽しめます。
ガジロウに出会えたら、次に出会ってほしいのは逆さ天狗。ガジロウの池を超えて公園を少し上に上がると、高見台のような建物があり、そこが彼の住処――もしくは勤務場所(?)の模様。
待っていると、「そろそろ出るで~」と自分アピールを忘れないひょうきんな天狗からのアナウンスがありました。
高見台の扉が開くと――吊り下げられた天狗がズシャァアアアと頭上を通過していきました。何やらぼやいていたりもするので、辻川山公園に住む天狗の小言…いえ、想いを聞いてあげてください(笑)。
辻川山公園には、ガジロウや天狗のほかにも妖怪の像がいくつもあります。大きな像は迫力満点!角度や構図次第では、SNS映え間違いなしの一枚も撮れます。
のどかな田舎にこれほど全力でファンサしてくれる妖怪たちがいるとは――福崎、あなどれません。ちょっと他所では味わえない、一風変わった旅の思い出になること間違いなし♪
場所
辻川山公園
(神崎郡福崎町西田原)