ジャレッド・レト、ケネディ暗殺事件の実話映画に出演交渉中 ─ アル・パチーノ、ジェシカ・チャステインら共演
『スーサイド・スクワッド』(2016)『ブレードランナー2049』(2017)などのジャレッド・レトが、アル・パチーノら豪華キャストが共演する実話スリラー映画『Assassination(原題)』に出演交渉中であることがわかった。米が報じている。
本作は2023年5月に第一報が伝えられていたもので、元アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが1963年にテキサス州ダラスで凶弾に倒れた歴史的事件を、女性犯罪記者の草分け的存在であるドロシー・キルガレンを主人公に描く。暗殺者リー・ハーヴェイ・オズワルドは単独犯ではないと疑ったキルガレンは、自身の名声と影響力を活かして真犯人を捜すが、捜査を続けるうちに、CIAやFBI、マフィアのボスであるサム・ジアンカーナと対立し……。
メソッドアクターとして知られるレトは、『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)でアカデミー賞助演賞を受賞したほか、近年も『アウトサイダー』(2018)や『ハウス・オブ・グッチ』(2021)『モービウス』(2022)『ホーンテッドマンション』(2023)など、コミック映画からSF、コメディまで幅広いジャンルで観客を魅了。本作でレトが演じる役柄は不明だが、まもなく出演契約が締結される見込みだという。
主人公のキルガレン役は、『タミー・フェイの瞳』(2021)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたジェシカ・チャステイン。共演者には『ゴッドファーザー』シリーズなどで知られる名優アル・パチーノのほか、『ザ・ホエール』(2022)のブレンダン・フレイザー、「ブレイキング・バッド」(2008-2013)のブライアン・クランストンが名を連ねた。
なお第一報の時点では、パチーノと共演する出演者としてヴィゴ・モーテンセン、ジョン・トラボルタ、シャイア・ラブーフ、レベッカ・ピジョン、コートニー・ラブの名前が報じられたが、2024年10月に企画が大きく動き出して以降、この5名の名前は伝えられていない。現在も企画に残留しているのか、すでに離脱済みかは不明だ。
監督は『レインマン』(1988)『アウシュヴィッツの生還者』(2021)などの名匠バリー・レヴィンソン。脚本は『アンタッチャブル』(1987)などの劇作家デヴィッド・マメット、ジアンカーナを大おじに持つニコラス・チェロッツィ、『エルヴィス』(2022)のサム・ブロメル、レヴィンソンが執筆した。プロデューサーは『オペレーション・ゴールド』(2022)のコーリー・ラージ、『アウシュヴィッツの生還者』でレヴィンソンと組んだジェイソン・ソスノフ、『ポセッサー』(2020)のジョン・バーナムほか。
映画『Assassination(原題)』は2025年初旬にボストンで撮影開始。
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Text: Hollywood, 稲垣貴俊