「キッチンが散らかる人」が置きがちな“3つのもの”「コンロまわりを確認してみて」「減らす工夫が大切」
整理収納アドバイザーの三木ちなです。キッチンは毎日使う場所だからこそ、油断するとすぐにごちゃつきやすいもの。見た目がスッキリしないと、掃除も億劫になりがちです。じつは、“置くべきか”を少し意識するだけで、キッチンの清潔感はアップ! ここでは、キレイなキッチンを保っている人が、「置かない」と決めているものを3つご紹介します。
1.不要な洗剤
食器洗い用・シンク掃除用・除菌用・泡タイプ……と、気づけばシンクまわりが洗剤だらけになっていませんか? 種類と数が多いと置き場所をとるうえに、見た目もごちゃっとしてしまいがち。
毎日の軽いお掃除なら、食器洗い用の中性洗剤で代用できますし、こまめにお手入れすれば除菌用のスプレーもいりません。必要以上に買い足さず、使い切ってから次を選ぶ。それだけでキッチンはスッキリ整います。日用品費も節約できて一石二鳥です!
2.開封済みの食材
粉ものや乾物・カレーのルーなど、一度開けたらそのまま置きっぱなしなりやすいもの、ありませんか? 戻すのは少し面倒かもしれませんが、「使ったらもとの場所へ」を習慣にするとキッチンは散らかりません。
出しっぱなしにすると、湿気で固まったり虫が入ったりして、食品ロスにもつながります。使ったものはすぐにしまうクセをつけて、整ったキッチンと食材を守りましょう。
3.使い切れない調味料
話題になっていたから買ったけど、数回しか使わないまま放置されている調味料。これらも、キッチンが散らかる人の家にありがちなもののひとつ。
たまにしか使わない瓶やチューブがずらりと並ぶと、見た目も雑多になりやすく賞味期限も見落としがち。特に、コンロまわりにたくさんの調味料を並べている方、要注意です!
コンロの熱で劣化しやすいだけでなく、油やホコリによって容器が汚れます。欲しいものが手が伸ばせる距離にあるコックピットのようなキッチンは、使い勝手がよさそうに見えて効率的ではありません。
調味料の買いすぎや出しっぱなしは避け、賞味期限が切れているものがあれば早めに処分しましょう。必要最低限の数に抑えた方が、管理しやすく節約にもつながります。
あたりまえに置いてあるものを見直そう
キッチンをキレイに保っている人は、何を置くかよりも、何を置かないかを大切にしています。増やさず、出しっぱなしにしない。この2つを意識するだけで、キッチンの空間・見た目・使いやすさはレベルアップするはずです。
片づけが苦手な人は、ぜひ「減らすくふう」から始めてみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア