ヤクルト2025年コーチングスタッフ 吉岡雄二氏、坪井智哉氏ら7人が新たに入閣
元巨人の吉岡雄二氏と寺内崇幸氏を招へい
今季は2年連続の5位に沈んだヤクルト。2021、2022年のリーグ2連覇から2年連続のBクラスとなったが、高津臣吾監督は6年目となる来季もチームの指揮を執ることが決定。覇権奪回を狙う2025年のコーチングスタッフを紹介する。
新任は吉岡雄二打撃コーチ、寺内崇幸内野守備走塁コーチ、井野卓バッテリーコーチの3人。吉岡氏は帝京高から1989年ドラフト3位で投手として巨人に入団し、1993年から野手に転向。1997年にトレードで近鉄へ移籍し、「いてまえ打線」の一角として2001年のリーグ制覇に貢献した。
2004年オフに楽天へ移籍し、2010年限りで現役を引退後は独立リーグや日本ハムで打撃コーチなどを歴任し、2021年から今季まで日本海リーグの富山GRNサンダーバーズで監督を務めていた。
寺内氏は栃木工高からJR東日本を経て2006年の大学生・社会人ドラフト6巡目で巨人に入団。2018年までプレーし、引退後の2019年から今季まではBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスで監督を務めていた。
井野氏は前橋工高から東北福祉大を経て2005年の大学生・社会人ドラフト7巡目で楽天に入団。2012年オフにトレードで巨人へ移籍し、2015年からはヤクルトでプレーした。2020年限りで現役を引退後は、2021年から今季まで球団のスコアラーを務めていた。
これにより、バッテリコーチを兼任していた嶋基宏氏はヘッドコーチ専任に。また、松元ユウイチ外野守備走塁コーチは外野守備走塁兼作戦コーチへと肩書が変更、小野寺力投手コーチは二軍から一軍へと配置転換となった。
今季で現役引退の山崎晃大朗、西浦直亨がコーチ就任
二軍はこちらも6年目となる池山隆寛監督が指揮を執る。コーチングスタッフは以下の通り。
新任は坪井智哉打撃コーチ、山崎晃大朗外野守備走塁コーチ、由規(佐藤由規)投手兼育成担当コーチ、西浦直亨野手兼育成担当コーチの4人。
坪井氏はPL学園高、青学大、東芝を経て1998年にドラフト4位で阪神へ入団。独特の「振り子打法」で安打製造機として活躍し、日本ハム、オリックスを経て2012年からアメリカ独立リーグでプレー後、2014年限りで現役を引退した。2015年からDeNAの打撃コーチとして指導者人生をスタートし、2022年から独立リーグ・石狩の監督を務めていた。
BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズで投手兼任コーチだった由規氏は、7年ぶりの古巣復帰となった。仙台育英高から2007年の高校生ドラフト1巡目で入団し、2010年に12勝を挙げたが、右肩のけがに悩まされ2018年に退団。その後、楽天、BCリーグ埼玉でプレーし、今季限りで現役を引退していた。チーム防御率がリーグワーストだった投手陣再建へ、若手投手の育成を担当する。
今季限りで現役を引退した山崎氏は青森山田高から日大を経て2015年ドラフト5位で入団し、走攻守三拍子揃った外野手として2021、22年のリーグ連覇にも大きく貢献した。二軍の守備走塁部門で後進育成にあたる。2023年途中からDeNAへ移籍し、同じく今季限りで現役を退いた西浦氏は野手兼育成担当コーチとして古巣に復帰する。
また、今季まで一軍投手コーチを務めていた伊藤智仁氏が、新設された投手コーディネーターに就任。投手兼育成担当コーチだった山本哲哉氏が投手コーチに配置転換となり、土橋勝征内野守備走塁兼育成担当コーチが内野守備走塁コーチ専任となる。
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記事:SPAIA編集部