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第3ハウス

知的好奇心、コミュニケーションを表す(知性、情報、伝達の室)

「何に関心を持つか」「周囲と対話するときどういう態度、方法で向き合うか」を表すハウス。その人の知性がどういう形で現れ、情報を得て、周囲や状況に対する理解を深めていくか。「自分が外の世界に踏み出す際の第一歩をどうやるか?」とイメージしてもいいでしょう。学習能力や初等教育、また隣人や兄弟、短い旅行なども表します。

太陽（3ハウスにある）

知り、伝達することに喜びを覚える

好奇心旺盛で、物事を知り、学ぶことに積極的な性質。言語能力に優れ、教育分野でも活躍しやすいでしょう。頻繁にあちこちを飛び回る日常を送りがちで、身近な人との対話から多くを得ます。ハードアスペクト*があると、自分の知識に自信過剰になりやすい面も。

月（3ハウスにある）

言語外の情報を受信する能力あり

繊細な感性を持ち、人の意図することを敏感にキャッチできるタイプ。共感力があり、自分自身も周囲から深く理解されることを求めます。想像力豊かで、アート面で才能を発揮する場合も。ハードアスペクト*があると、人から影響を受けやすく気まぐれな性質に。

水星（3ハウスにある）

情報を力に変えるコミュニケーター

知的好奇心が強く、幅広い人と楽しく会話できる頭の回転のいい人。言語能力に優れ、文才もあります。本や映画、旅行など様々な経験から刺激を受け、大きなインスピレーションを得ます。ハードアスペクト*があると言葉が薄っぺらく、理屈っぽくなりがちです。

金星（3ハウスにある）

芸術を愛し優れたセンスと教養を持つ人

人当たりがよく社交的能力の高い人。向学心も高めですが、特に文学や音楽などへの関心が高く、また自身も教養のある相手と縁が生まれやすいでしょう。洗練された人というイメージです。ハードアスペクト*があると、人に嫌われたくなくて八方美人度が高まります。

火星（3ハウスにある）

知識を自分の武器に変える行動派

知識欲とエネルギッシュな語り口が特徴。知識を知識で終わらせず、現実的な状況の中でそれを活用したいと思うタイプ。しばしばリーダー的立場に立ち、人の心をつかみます。熱くなって突っ走る傾向あり。ハードアスペクト*があると、人との口論が増えます。

木星（3ハウスにある）

恵まれた環境から多くを学び力に変える

身近な人間関係や環境に恵まれ、自然に知る喜びを体得しやすい人。幅広い教養や思慮深さが特徴的で、教育関連や文筆業などに適性ありです。旅との縁も深く、旅から重要なヒントを得ることも。ハードアスペクト*があると、関心の幅が広すぎて散漫になります。

土星（3ハウスにある）

時間をかけて学び大きく成長する

コツコツと何かを学ぶのに向くタイプ。のみ込みは早くないものの向き合い方は誠実で、時間をかけて高レベルのものを習得。周囲の信頼を得ます。対話や学習に苦手意識を持つ場合も。ハードアスペクト*があると、頑固で保守的な思考で、知性へのコンプレックスが強めに。

天王星（3ハウスにある）

周囲とは一味違う天才肌の感性

ものの考え方や言動がユニークで型にはまらない存在。特に革新的なアイディアを生み出す能力が高く、保守的な人には理解されにくいのですが、そこはオリジナリティーで勝負するタイプ。ハードアスペクト*があると、衝動的＆独特すぎて個性が理解されにくい場合も。

海王星（3ハウスにある）

「考えるより感じる」感性優位の人

物事を感覚的にキャッチする能力に秀でた、共感力の高いふんわりした印象の人。絵画や映画、音楽など芸術への関心、適性が高い反面、言語での表現や論理的思考は苦手かも。ハードアスペクト*があると、言うべきことが言えず、人に付け込まれやすい印象に。

冥王星（3ハウスにある）

見抜く力や状況を操る力が強力

深い洞察力で場の本質をつかみ、より自分の望む方向に動かす力があります。その発言には独特の圧があるため、交渉事にも強いでしょう。深い探求心でそのジャンルを極めることもあります。ハードアスペク
ト*があると、人や状況を過剰に支配したがります。

*アスペクトは第 4 章で解説します。

【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著：アストロカウンセラーまーさ