今年4月に閉店した上越市西本町4の老舗飲食店「鳥まん」が破産へ
今年4月に閉店した新潟県上越市西本町4の老舗飲食店「鳥まん」（資本金300万円）が2025年6月24日に新潟地裁高田支部より破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンク上越支店によると、負債は約9000万円と推定されるが、変動する可能性があるという。
《画像：上越市西本町4の「鳥まん」（2025年4月3日撮影）》
同社は1954年に八坂神社参道の屋台として創業し、1963年に法人化した。焼き鳥やギョウザ、卵焼きなど多彩なメニューを提供し、2000年8月期には年売上高約1億4000万円を計上していた。
しかし、近年は新型コロナウイルスの影響で来店客数が減少し、2024年8月期には年売上高約9000万円にまで落ち込んだ。また従業員の高齢化や建物の老朽化に加え、能登半島地震で建物の一部が使用できなくなり、宴会などの大口の集客が難しくなったことなどから、2025年4月29日で閉店していた。
