【茅ヶ崎市】<鶴嶺高校50周年記念特集>世界へ羽ばたけ 「Be Cool ; Be Smooth.」 記念式典盛大に
神奈川県立鶴嶺高等学校=茅ヶ崎市円蔵=(高橋正広校長)がこのほど創立50周年を迎え、11月7日に茅ヶ崎市民文化会館大ホールで記念式典が開催された。1153人の生徒に加え来賓が招かれ、盛大に行われた。
同式典は、生徒会が主体となり、60人の中央委員会ととともに運営。「BeCool;BeSmooth.」を式典のテーマに、グローバル教育に注力する同校らしく、英語を交えての進行となった。
冒頭、高橋校長は同窓生やPTAのOB会「つるみね会」など関係者に感謝を述べ、「50年の間に便利になったが、今も大切なのは対面でのコミュニケーション。グローバルな舞台で未来を築く中で、クールでスマートなスタイルを。心のホーム=鶴嶺から、輝く栄誉を信じて、羽ばたいてほしい」と生徒らにエールを送った。
PTA会長や同窓会長からの祝辞では、1975年に藤沢工業高校(現・藤沢工科高校)の敷地を間借りする形で開校し、翌年に茅ヶ崎市円蔵に移転するなど草創期の歴史が語られた。開校後も施設の建設工事が進む中、作業員に生徒らが元気よくあいさつすることにより、作業現場の士気が上がり、作業員から「子どもを鶴嶺に入学させたい」と声があがっていたという逸話も披露された。
生徒代表として、川上聡子生徒会長が「当初は50周年にどんな意義があるのか分からなかった。しかし、歴史が残すものだけでなく、学校行事や活動を通して頑張る人が50年間居続けたことが大きな力。コロナの影響で学校活動が制約される中で、私たちは少しずつ活気が戻っていくさまを見てきた。このような歩みが続いていくことを願っている」と話した。
50周年記念事業として、遮光カーテンの設置、放送機器の新調、体育館下の水回りの整備が行われた。
「Fantastic鶴嶺」生徒いきいきと
第2部は「It'salwaysFantasticTsurumine」と題した生徒発表が行われた。
創部以来初となる全国大会に出場した吹奏楽部による、オリジナルファンファーレ「Zephyr(季節をわたる風)」等の演奏で幕開け。
ダンス部によるパフォーマンスでは、歓声や友人を応援する声が会場に響きわたった。50周年を記念したマスコットキャラクター「ツル吉」を創作した生徒への感謝状贈呈も行われ、全校生徒参加の学校にまつわるクイズでは、答えが発表されるたびに歓声があがっていた。記念動画が放映された後は、グランドフィナーレへ。同校校歌の英語歌詞ロックバージョンを軽音楽部が演奏。チアリーディング部やダンス部も壇上に登場し、会場を巻き込んでの大団円となった。