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うどん屋さんのバームクーヘン!米粉クレープに人気ランチ…江別グルメスポット

SASARU

 市制70年を迎えた北海道江別市。旧町村農場は北海道酪農の父、町村敬貴が1928年に設立、現在は資料館になっています。歴史的な建造物がいたるところにあり、農業の町としても知られる江別市で、噂のグルメをリサーチしてきましたよ。

 3年ほど前から地域のお祭りで米粉100%のクレープを焼いていたという姉妹が開いた「マザークレープ」。

 2024年5月にオープンしてからその評判が口コミで広がり、もう既に行列ができるほどの人気店になりました。

 平日限定の「白玉あんこ&有機抹茶」は、思わず立ち上がってしまうほどのおいしさ!

 やさしい甘さで、ふわふわ食感の米粉生地とあんこやクリーム、抹茶が絶妙なバランス。抹茶の苦味でぐっと締めてくれるんです。

 軽くてモチモチの生地には、普通のクレープの2倍以上の卵を使っているんですって。

 米をもっと食べてほしいという思いと、アレルギー方や小さな子どものことを考えて米粉100%の生地に。米粉は北広島産。卵が長沼町産など近隣の農家から仕入れています。

 あんこはキビ砂糖とみりん、自然海塩で煮て、豆の食感を残しつつ、控えめな甘さです。

 8月1日から期間限定で提供がはじまるのが「クリームチーズ&無農薬レモンとはちみつ」。

 レモンを丸ごと使ったジャムや、クリームチーズの酸味がさわやかな夏のクレープ。江別の田中養蜂場のハチミツを厳選して使っています。

 ご近所さんたちが協力的で、みんなが宣伝してくれるのだそう。“江別に行ったらあそこに寄ろう”と思えるお店になれば、と話していましたよ。

マザークレープ
住所:江別市大麻桜木町31-27

 2軒目は市の有形文化財、旧北陸銀行を改装した「ビストロ&カフェ スープ」。

 美瑛の人気レストランで20年シェフを務め、スープソムリエの資格を持つオーナーが作るランチセットが、奥さまたちの心をとりこにしています。

 オーナーが野菜に合わせてひらめいたメニューで、その日によって内容が変わります。この日は100%江別の野菜を使ったスープとベジプレートのセット。

 「白のミネストローネ」スープは、江別産100%の野菜のうま味が溶けだしたスープが体に染みわたるおいしさ!

 じっくりと煮込むことで、野菜のエキスが凝縮。数種類のハーブやオレガノが野菜のうま味を引き出しています。

 お客さまが“こんな農家さんがいるよ、こんな野菜あるよ”と教えてくれて、だんだん種類が増えていったんですって。

 たっぷりと野菜がのったベジプレートの野菜は、ゆでずに蒸して、食感を残しています。

 苦みのあるケールはごま油でさっと火を通し、韓国のりのような食べやすい味わいに。

 プチトマトには白いドレッシング。

 実は甘酒を使った自家製ドレッシングなんです。これでトマト嫌いを克服された方もいるのだとか。

 実はオーナーの境珠美さんは、発酵食スペシャリストや薬膳アドバイザー、野菜コーディネーターなど多彩な資格を持ち、野菜のおいしさを引き出す匠の技がひと皿に詰まっています。

Bistro&Cafe soup
住所:江別市2条2丁目6

 「和食や 花あかり」は、料理歴32年の店長さんが作る自家製うどんが世代を超えて愛され続けてきた地域密着の名店。

 小上がりが多いので子連れでも利用しやすいお店です。

 「豚角煮丼温玉丼セット」は、ボリューム満点!
 
 ちょうどいい歯ごたえで小麦の味が口いっぱいに広がる自家製うどん。江別産小麦のハルユタカ、きたほなみと国産小麦をブレンドして、ツルツルモチモチ、うま味、甘み、香りがバランスよく広がります。

 つゆは、昆布、いりこ、ソウダガツオ、サバでダシをとり、塩味を抑えて、あっさりめの味わいに。

 豚の角煮はじっくり煮込んで、できあがりまで3日間。タレは10年ほどずっと継ぎ足して使っているんですって。

 和食一筋に見えるご主人ですが、実は近年、うどん屋さんの常識をくつがえす、こんなひと品にも挑戦しているんです。

 ガラス張りの部屋で作っていたのは…なんとバームクーヘン! “江別の小麦を使ってうどん以外に何か作りたいな”とずっと思っていたのだそう。

 食べてみると、シフォンケーキ並みに軽い食感! こだわりの卵をたっぷりと使っています。
 
 “バームクーヘン愛が強くて、もしかしたらバームクーヘン屋さんになるかもしれない”と話すご主人ですが、うどんもバームクーヘンも作り続けてほしいですね。

和食や 花あかり
住所:江別市向ヶ丘14-3

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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