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2025年は再び値上げの1年か 食品2万品目で値上げ想定 2024年上回るペース

Shizuoka

写真はイメージ

■1月の値上げは過去最多の1380品目 パン類や酒類が中心

民間の調査会社「帝国データバンク」が食品の値上げ動向と展望に関する分析結果を公表した。2025年は4月までに6000品目が値上げとなる見通しで、2024年を6割上回るペースとなっている。年間の値上げ品目は1万5000~2万と想定されており、2024年を超える可能性がある。

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帝国データバンクが主要な食品メーカー195社を対象に調査した結果、2024年に値上げされた飲食料品は1万2520品目を数えた。年初に想定していた1万品目を上回ったものの、記録的な値上げとなった2023年からは6割減少。帝国データバンクは「2022、23年にかけて続いた月間2000品目を超える水準が常態化した値上げラッシュは抑制された1年になった」とまとめている。

2024年は4月以降、値上げ品目が1000を下回る水準が続いた。しかし、10月に種類や飲料を中心に年内最多の2924品目を記録。11月も前年同月を上回るなど、値上げペースが加速する兆しがみられた。

2025年は1月から4月までの4か月間で、酒類や冷凍食品など6121品目の値上げが判明している。特に1月はパン類を中心に1380品目に上り、1月としては調査を開始した2022年以降、最多となる。

この期間の値上げ品目数は昨年から6割増加しており、値上げラッシュが常態化する見通しとなっている。最も多いのは加工食品の2121品目で、全体の約3割を占める。弁当用の冷凍食品やチルド麺、缶詰など多岐に渡る。

1回当たりの値上げ率は平均18%で、前年の17%と同水準となる見込み。加工食品や菓子類、酒類や飲料は20%を超える引き上げとなる商品が多い。

2025年全体では、2024年を上回る1万5000~2万品目が値上げされると可能性があるという。帝国データバンクは「値上げタイミングが集中しやすい2~4月にかけて月当たり2000品目を超える値上げが見込まれ、今後の展開次第では3000品目に達する大規模な値上げラッシュの発生も想定される」と分析している。また、5月以降も原材料費、物流費や人件費の高騰などを背景に粘着質な値上げトレンドの継続が見込まれるとしている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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