新オープン「東京カステラパーク」でまたまた千葉に“東京”爆誕。工場見学や直売限定品も楽しめる!
千葉なのに東京? そんなツッコミをせずにはいられない新スポットが、2025年9月にオープンした。
その名も「東京カステラパーク」。
手がけるのは創業40年を超える老舗カステラメーカー・さかえ屋。カステラの製造工程の一部を見ることができる工場見学&直売施設だ。
限定品やお得な切り落としも楽しめる注目スポットに、さっそく訪問してきたのだが……。
・成田空港そばに「東京」誕生
場所は千葉県香取郡多古町。つまりバリバリ千葉。
だけど名前は「東京カステラパーク」。ディズニーランドも東京ドイツ村も千葉だし、もう千葉=東京説は確定かもしれない。
訪問日は、オープンから間もないということもあり、混雑も覚悟しつつ向かった。私が着いたのは土曜日の昼前くらいだったが、すでに入り口前には行列ができていた。
ただ、スタッフさんが手際よく人数を区切って入場を管理しており、待ち時間はほぼなし。その後は入場制限も解除され、入れ替え制というわけでもなかったので、思ったより空いているという印象だった。
ちなみにこの施設は、松戸にあった旧・さかえ屋工場の移転先でもある。私は以前、その松戸工場での工場見学にも参加したことがあるが、無料で試食やお土産、そして全体的に手づくり感あふれる案内を思い出して胸が熱くなった。
・工場見学は2階から見下ろすスタイル
館内はカステラ色を基調とした明るい雰囲気。
1階は売店、2階はガラス越しに工場見学を楽しめるスペースといったつくりだ。
工場見学マニアとしては、まずは2階へ。
……が、訪問したこの日はまさかのライン停止中。
休日だし、まあそんな日もあるよね。でも、動いてたら絶対かわいいやつだった。
やっぱり悔しいので、動かぬ製造ラインをじーっと眺めていたら「あれ? この機械、もうメーカー自体がないやつじゃ? ということは……。」という設備を発見。
スタッフさんにも聞いてみたところ、やはりこれは新設ではなく、松戸工場のラインをそのまま移設したものらしい。
予期せぬ再会に胸が熱くなった(マニアックな視点ですいません……。)
・お目当ての切り落としは即完売!
気を取り直して、1階に戻ると、定番のカステラはもちろん、人気の「切り落とし」や「限定商品」の文字がズラリ。
……が、私の少し前でお得な切り落としは完売。
スタッフさんいわく「切り落としは随時追加されることもあるけど、基本的には開店すぐがおすすめ」とのこと。
また、東京カステラパークには、ここだけの限定商品もある。
日によって異なるがや「出来立てカステラをシェアする幸せ(800円)」や「スプーンで食べるカステラ(480円)」など。
そういえば、同じく限定品の「カステラ・パニーニ(480円)」を作っている様子はちょこっと見えたなぁ。
この限定品のために、1時間以上専用エリアで並んでいる人もいたが、私はこの後の予定もあり、残念ながら断念。
次回は時間に余裕をもって、ぜひ挑戦してみたい。
・自宅で製造ラインを再現
今回の購入品はこちら。
私は「蜂蜜カステラ(600円)」と「カステラ屋がつくるバウムクーヘン(1260円)」を購入。(チーズカステラは友人へのお土産として)
ただ、どうしても動いている製造ラインが見られなかったのが心残りで、箱に紐をつけてカステラが流れていく様子を自作で再現してみた。
協力してくれた長女は「なにやってるの?」と冷静な目。でもいいのさ……ワクワクするって大切なことだもん。
気になる味だが、カステラは卵の香りがふわっと広がり、底の茶色い部分の香ばしさが最高。しっとり感と甘さも絶妙で、「やっぱり老舗だな……」と唸る納得のクオリティ。
一方、バウムクーヘンは、どこか懐かしい味わいだ。「カステラ屋がつくるバウムクーヘン」だけど、カステラ感はなく(当たり前か)普通においしいバウムクーヘンといった感じ。
ということで、「東京カステラパーク」は成田空港エリアの立ち寄りスポットとしておすすめ。予約不要でふらっと立ち寄れるし、タイミングがよければお得な商品や限定品にも出会える。
次こそは、動くカステララインをこの目で見たい。
・今回訪れた店舗の詳細
店名 東京カステラパーク
住所 千葉県香取郡多古町十余三371-219
時間 10:00~16:00(11月時点、月によって異なる)
定休日 不定休(公式サイトを参照ください。)
参考リンク:東京カステラパーク
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.