殺人鬼ミッキーマウス『Screamboat』初画像が公開 ─ 『テリファー』ピエロ役が殺人ミッキー演じる
『蒸気船ウィリー』（1928）のミッキーマウスの著作権が失効した翌日に発表されていたホラー映画『Screamboat（原題）』より、殺人鬼ミッキーマウスのファーストルックが公開された。ミッキーを演じるのは『テリファー』シリーズの殺人鬼アート・ザ・クラウン役デヴィッド・ハワード・ソーントンだ。
『Screamboat（原題）』は、『蒸気船ウィリー』版のミッキーマウスが2024年1月1日をもってパブリックドメイン化したことで登場したホラー転用企画のひとつ。ニューヨークを航行する蒸気船内を舞台に、イタズラ好きのネズミが現実となって乗客を襲う、絶望の深夜便を描くホラー・コメディ。先にティザー映像がが、ミッキーマウスの姿は伏せられたままだった。
https://www.instagram.com/p/DEyI3aoyfF3/
ファーストルックでは、けむくじゃらのネズミ怪人ミッキーマウスが、リアルな質感で再現されている。『蒸気船ウィリー』に合わせて白黒で具現化されたこの殺人鬼は、血のついた銛を構えている。大きな耳と特徴的なパンツ以外、もはやミッキーマウスとは呼べない不気味なクリーチャーとなったようだ。
監督は2022年の『The Mean One（原題）』でドクター・スースの児童書『いじわるグリンチのクリスマス』をホラー魔改造させたスティーブン・ラモルテ。製作は『テリファー 終わらない惨劇』『Terrifier3（原題）』スティーヴン・デラ・シャラ＆マイケル・レヴィ。コンセプト・アーティストには『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』（2021）のクリスチャン・コーデラが、クリーチャー・デザインは「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」（2021-2022）のQuantum Creation FXが手がける。米公開は2025年1月を予定していたが、この度4月に延期されたようだ。
現在、『蒸気船ウィリー』版ミッキーマウスのホラー映画は主に2つあり、本作とは別の『マッド・マウス ～ミッキーとミニー～』は2025年3月7日（金）に日本公開だ。そちらでは人間がミッキーのマスクを被っただけの、よりわかりやすいデザインの殺人鬼が登場する。