【東京・原宿】カフェとオフィスがひとつに。日常にそっと寄り添う「moo(ムー)」で出会った手作り焼き菓子
多様なカルチャーが交差する街、原宿。そんなにぎやかな街の一角、裏路地にひっそりと佇む「moo(ムー)」は、カフェとオフィスがゆるやかに共存するユニークな場所です。
大きな窓から自然光が差し込む心地よい店内で、訪れる人の“日常のすき間”にやさしく寄り添ってくれます。
今回は、そんなmooで出会った、日常にやさしく寄り添う手作りスイーツたちをご紹介します。
“カフェとオフィスが共にある場所”という新しい風景
「moo」が誕生した背景には、「原宿に“カフェの中にオフィスをつくる”という新しいスタイルの空間をつくりたい」という構想がありました。その実現を任されるかたちで、店主がプロジェクトに参加することになったのがはじまりです。
“新しい空間を一緒に作っていく”——そんな提案に共鳴し、店主自身も働くこととくつろぐことが自然に混ざり合う多機能な場所に大きな魅力を感じたのだといいます。
お店を構える場所に選んだのは、原宿・神宮前の静かな裏通り。喧騒の中にあって、ふと深呼吸したくなるようなこの土地には、mooが目指す“やさしく寄り添う空気”が漂っていました。
人と時間が心地よく重なり合う、そんな空間づくりへの想いが、細部にまで感じられます。
手作りの焼き菓子と、おしゃれなセレクトアイテム
レジ横のスペースには、焼きたてのスコーンやパウンドケーキなど、思わず足を止めたくなる焼き菓子が並びます。
ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げられたスイーツたちは、どれも本当においしそうで、「今日はどれにしよう」と迷う時間さえ、心ときめくひとときに。
入り口近くの物販コーナーには、mooオリジナルのTシャツや、山梨にある《AKITO COFFEE》のドリップバッグコーヒーがラインナップ。センスのいいアイテムで、おみやげにも、自分へのちょっとしたごほうびにもぴったりです。
スコーンなどはテイクアウトも可能。お店の余韻をそのまま、おうちでも楽しめます。
スパイス香る、もっちり濃厚キャロットケーキ
お店の人気メニューのひとつが、スパイスの香り豊かなキャロットケーキ。
米粉を使った生地は、しっとりもちっとした独特の食感で、人参をまるごと2本使用しており、深みのある甘さと、シナモンなど4種のスパイスの香りが絶妙に調和しています。仕上げには、クリームチーズときび砂糖で作ったフロスティングをたっぷりと。
今回は、そのケーキに「AmiCono」のジェラート、アンブローシア(+¥400(税込))をトッピング。ジェラートはアイスサンドのメニューもありますが、キャロットケーキやバナナケーキのトッピングとして追加することが可能。
ヨーグルト風味にほんのり香るシナモンが大人の味わいで、スパイスケーキとの相性も抜群。スプーンを運ぶたび、口の中にふわっと広がる幸福感に包まれました。
焼きたての香りに誘われる人気のスコーン
mooでぜひ味わってほしいのが、サクホロ食感がたまらないスコーン。ひとつひとつ丁寧に手作りされ、素材の味をまっすぐに感じられる仕上がりです。
今回いただいたのは、プレーンスコーンと抹茶ホワイトチョコレートスコーン。
外はさっくり、中はほろり。表面にトッピングされたザラメのガリッとした食感がアクセントになり、小麦とバターのやさしい香りがふわりと広がります。抹茶の奥深い香りとホワイトチョコのまろやかな甘さが絶妙に重なり、思わず「もうひとつ」と手が伸びる、クセになる味わいです。
「忙しい毎日のなかでも、ふと立ち寄れて、心がゆるむような存在でありたい」——そんな想いが詰まった「moo」。
週末には、カフェ奥のオフィススペースも開放され、より開放的な空間でゆっくりと過ごすことができます。
トレンドとやすらぎが交差する原宿の裏路地で、季節と寄り添いながら、あなただけの特別な時間を見つけてみては。
WRITER:manami
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【SHOP INFORMATION】
SHOP:moo(ムー)
ADDRESS:東京都渋谷区神宮前3‐21‐17
OPEN:9:00 - 18:30(L.O. 18:00)
CLOSE:不定休