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原発の再稼働が、本当に地域振興に繋がるのか

文化放送

11月27日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、原発の再稼働にまつわる話題を取り上げた。

番組では東京新聞の記事を中心に紹介。
北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)の再稼働を、鈴木直道知事は容認する考えであるという。
これは関係者への取材によって明らかになったもの。
再稼働後は電気料金が家庭用で平均11%程度、企業用で7%程度は値下げされる方針だとも報じられた。

大竹まこと「各地の知事が、こうして再稼働を容認する理由。地方にしてみれば、町を村を再生していくために、喉から手が出るほどお金はほしいわけだよね。それが大きな理由のひとつだと私は思うんですけど」
青木理「ただ各紙が報じてますけど、たとえば柏崎刈羽原発について言えば、村の人口は減ってるんです。振興策で色々やっても人口が減ってる。(原発の誘致で)本当の意味で地域振興になっているのかっていう疑問はあります」

また青木は、柏崎刈羽原発の再稼働にまつわる県民への意向調査についても取り上げた。
再稼働そのものについての賛否の割合はほぼ拮抗しているが、「再稼働の十分な準備がされていると思うか?」という問いには、「そう思わない」という答えが60%ほどにも及ぶ。

青木「(福島で原発事故を起こした)東電に任せるべきではないって思ってる人たちが、現時点でたくさんいるんですよね」
大竹「ある新聞では、(柏崎刈羽原発がある地域は)豪雪地帯だと。雪が降ったら避難路は確保できるのかっていう問題も書かれてたよね」
青木「僕は取材で福島県の飯舘村に通ってますけど、未だに880トンの燃料デブリが取り切れるかも、取れたとしてもどこに持っていくかも決まっていない。原発立地の地域は、帰還率は10%にも満たない。僕の通っている飯舘村も、住民帰還率は20%くらい。やっぱり高齢者が多くて、村人たちは『このままでは私たちの代で村は終わってしまうかもしれない』と言っている。福島の後始末なんて、終わっていないどころか始まってもいない状態。そこに色々な金勘定の理由で、こうやって原発回帰になっていくっていうのは大丈夫なのかと思います」

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