松陽高女子バスケ部 14年ぶり関東大会へ 県予選で公立唯一の「4強」
県立松陽高校の女子バスケットボール部がこのほど、関東大会の県予選会でベスト4になり、14年ぶりの関東大会出場を決めた。関東大会は6月7日に埼玉県立久喜高と初戦。夏のインターハイ予選(県総体)も始まる。
関東大会の県予選会で松陽は、初戦の大磯を84対58、続く湘南工大附を88対53で破ると、3回戦の相手は冬の新人大会で敗れた横浜清風との再戦。練習から取り組んできた対策のかいもあり、60対56で勝利して4強入りを決めた。
松陽は準決勝で東海大相模に70対62で敗れたが、関東大会の切符は手にした。県予選は鵠沼が優勝し、3位は星槎湘南。松陽は公立校で唯一4強に食い込んだ。
主将の重松樹音さん(3年・ガード)は「関東大会出場は目標の1つだったのでうれしい。ただ、個人としても試合内容には課題があり、今後に向けて一層がんばりたい」と気を引き締める。
1年生が「エネルギー」
冬の新人大会では県ベスト16だった同部。2年生4人に1年生2人という少ない部員で活動してきた。新人大会では、2人がファウルで退場し、交代要員がいないため5人対4人の数的不利に。ケガ人も交代できず、悔しい敗戦も経験した。
そんな中、この春に新1年生が8人加わり、活気を増している。顧問の岡野晃教諭は「うちは高さがないので、ハードに走るチーム。レギュラーの選手が疲れてきた時に、1〜2分でもカバーできればチームとしても大きい」と1年生たちに期待を寄せる。
重松主将も「1年生は明るい子が多くてエネルギーになっている。今までなかった試合中の応援歌も歌って盛り上げてくれてる」と笑顔で語る。
男子も10年ぶり県大会
かつて全国の常連だった同高の男子バスケ部は近年、新部員がゼロの年も。だが今年は、10年ぶりに地区予選を勝ち上がって県大会へ。松陽バスケ部が男女ともに盛り上がりを見せている。