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汐見台小学校卒業生有志ら 思い出のクロマツと再会 砂防林保全へ間伐作業

タウンニュース

大きなクロマツを伐採し引き上げる

茅ヶ崎市立汐見台小学校の卒業生らが2月22日、同校近くの砂防林でクロマツの間伐作業を行った。

このクロマツは2018年に、当時6年生だった児童らが植えたもの。1年生の頃から「みんな海と生きている」をテーマに生活科の授業を進め、砂防林でさまざまな動植物と触れ合っていた。その一環としてクロマツを種から苗へと育て、海岸を守る砂防林に植えた。

それから7年が経ち、クロマツは人の背丈を超えるほどに成長。ただ、木がせめぎあって枝や葉を広げられなくなっていたため、間引く必要があったという。

そうした時、当時の担任だった山田剛輔さん(現香川小学校教諭)と、卒業生の永岩真衣さんが来年の成人式を前に連絡を取ったことをきっかけに間伐作業が行われることになった。

この日は卒業生とその保護者10人ほどが集合。砂防林の維持管理に40年携わる神奈川県藤沢土木事務所なぎさ港湾課の平本誠さんの指導を受けながら、南西からの海風に直行する方向に一列に伐採する『列状間伐』を行い、若木が枝を広げるスペースを作った。

永岩さんは「この日が楽しみだった。もっとつながりを広げて、今後も活動を続けていきたい」とし、当時同校の校長だった橋本和男さんは「子どもたちが松と共に立派に育った姿を見ることができてうれしい」と話していた。

当時の児童や校長、担任、活動を共にした地域団体らが7年ぶりに再び集まった

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