【イカの絶品レシピ5選】沖漬けからイタリアンまで、釣果を味わい尽くす方法
魚が好き、釣りが好き、料理が好きな三浦愛さんが、釣ったばかりの新鮮なイカで作った箸が止まらなくなるレシピ5品をご紹介。ぜひお試しあれ!
写真と文◎三浦愛
三浦愛(みうら あい)プロフィール:海無し県出身。大学、大学院にて海洋生物学を専攻。卒業後は静岡県内の大手釣具チェーン店に就職。退職後イタリアに料理留学。海沿いのレストランにて魚料理を学ぶ。帰国後、焼津市地域おこし協力隊として活動。
調理師免許、小型船舶免許1級(特定有)、遊漁船業務主任者、海上無線、アマチュア無線、潜水士、危険物取扱免許乙種、防火管理者など多彩な資格を持つ。
レシピ本「サッと作れて本格派!鮮魚料理のすすめ とれたて魚で簡単ごちそうレシピ」が発売中。
イカの肝空揚げ
イカの空揚げも人気の定番料理ですが、こちらは肝のコクを活かしたお酒がすすむ一品で、やっぱりスルメイカがおすすめです。しっかりと漬け込むとバッチリ味が染みます!
材料
イカ1~2ハイイカの肝1~2ハイ分マヨネーズ大さじ3砂糖小さじ1
作り方の手順
1.イカの胴体は内臓を取り出し、輪切りにする。ゲソは食べやすい大きさに切ってボウルに入れる
2.肝はしごいて肝袋から出す
3.ボウルに肝とマヨネーズ、砂糖、ニンニクを入れ、混ぜ合わせる
4.イカと和えたら、ラップをかけ、冷蔵庫で30分漬ける
5.ボウルに薄力粉を入れて和える
6.フライパンに揚げ油を注ぎ170℃に温めたら、からりとするまで揚げ、油切りをする
イタリア風イカのオーブン焼き
色鮮やかで食卓がパッと華やぎます。イタリアではヤリイカを使いますがケンサキイカやスルメイカでも美味しくいただけます!
材料
イカ1~2ハイミニトマト5個種なし黒オリーブ6個分パン粉20g粉チーズ8gニンニク1/4片レモンの皮1/4個分パセリ少々オリーブオイル少々塩適量
作り方の手順
1.イカの胴体は内臓を取り出し、輪切りにする。ゲソは食べやすい大きさに切ってボウルに入れる
2.ミニトマトを4等分に切り、輪切りにしたオリーブと一緒に加える
3.粉チーズを加える
4.レモンの皮をすりおろし、刻んだパセリ、みじん切りにしたニンニクを加える
5.パン粉を加え、オリーブオイルと塩を加え、よく混ぜ合わせる
6.クッキングシートを敷いた天板にイカを並べ、仕上げにオリーブオイルをひと回しかけ、190℃のオーブンで20~25分焼く
イカのカクテルサラダ
あの安くて美味しいイタリアンの定番メニューをイカで再現しました!小さなイカの柔らかな食感を最大限楽しめるメニューです!
材料
イカ1~2ハイレタス100g(1/4程度)ミニトマト3個マヨネーズ大さじ2ケチャップ大さじ2.5牛乳大さじ1/2レモン汁小さじ1ニンニクチューブ1cmくらい
作り方の手順
1.イカの胴体は内臓を取り出し、輪切りにする。ゲソは食べやすい大きさに切ってボウルに入れる
2.お湯を沸かしてイカを1分ほど茹でたら水で冷やして水気を切っておく
3.マヨネーズ、ケチャップ、牛乳、レモン汁、ニンニクチューブを合わせる
4.茹でたイカを入れて和える
5.レタスをちぎり、トマトを半分に切ってお皿に盛り付け。上からイカを盛り付ける。お好みでパプリカパウダーをかけるとさらにそれっぽくなります
イカの沖漬け
釣り人ならではのレシピ「沖漬け」も紹介。市販の沖漬けタレもありますが、タレを手作りするのもおすすめです。タレの材料は酒、醤油、みりん、砂糖の比率が1:1:1:0.5ならOKなので、たくさん作ったり少量にしたりアレンジしてみてください。
材料
酒1カップ(200cc)醤油1カップ(200cc)みりん1カップ(200cc)砂糖0.5カップ釣りたての生きているイカ数ハイ
作り方の手順
1.酒とみりんを煮沸し、アルコールを飛ばしたら、醤油と砂糖を入れ、火を止める。
2.冷ましてから、冷蔵庫で冷やし、ペットボトルなどに入れてイカ釣りへ!
3.イカが釣れたらタレをタッパーやジップ付きビニール袋に入れ、イカが元気なうちに漬ける
4.帰宅する頃には味がしみ込んだ美味しい沖漬けになっていますので食べやすい大きさに輪切りにします。すぐに食べても数日漬けても美味しいですが、肝も一緒に食べる場合はアニサキスが心配なので一度冷凍します(マイナス20℃以下の温度で24時間以上冷凍することで死滅する)。冷凍した場合は半解凍の状態で切り分けましょう。
沖漬けイカの炊き込みご飯
ケンサキイカでも美味しいですが、スルメイカなら肝が美味しいので炊きあがりのご飯にバターと肝を混ぜるとアクセントとなります!今回は雑穀米使ってますが白米で美味しく仕上がります。
材料
沖漬けしたイカ1~2ハイ米2合バター10g沖漬けのタレ大さじ1小ネギ適量
作り方の手順
1.沖漬けしたイカはツボ抜きして内臓を取り除き、胴は輪切り、ゲソは食べやすい大きさに分けておく
2.肝はしごいて肝袋から出す
3.お米を研いでお釜に入れ、沖漬けのタレを入れ、2合の目盛りまで水を入れる
4.切ったイカを入れ、炊飯する
5.炊けたら肝とバターを加えて混ぜ合わせる
6.刻んだネギを乗せて完成
※このページは『つり人 2025年8月号』を再編集したものです。