Yahoo! JAPAN

【ネタバレ】『スター・ウォーズ』史上最もショッキングな「キャシアン・アンドー」S2第3話のシーン、ディズニーからは「何も言われなかった」

THE

実写ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2第3話「収穫」には、『スター・ウォーズ』作品としては初めてとなる衝撃的なシーンが登場する。視聴者にトラウマを植え付けることもありえるこの重大な描写について、シーンを演じた役者とトニー・ギルロイ監督が思いを明らかにしている。

この記事には、「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2第3話「収穫」のネタバレが含まれています。

<!--nextpage--><!--pagetitle: 【ネタバレ】
SW史上最もショッキングなシーン-->

この記事には、「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2第3話「収穫」のネタバレが含まれています。

© 2025 Disney and its related entities

© 2025 Disney and its related entities

性暴力に関する描写が含まれています。

「キャシアン・アンドー」シーズン2第3話、『スター・ウォーズ』初となる性的暴行シーンが描かれる

「キャシアン・アンドー」第3話では、『スター・ウォーズ』作品史上としては初めてとなる直接的な性的暴行に関する描写が登場する。ここで描かれるのはアドリア・アルホナが演じるビックスで、彼女は農業惑星ミーナ=ラウに隠れている。そこに不法滞在者の一斉検挙を執り行う帝国軍の将校が現れ、ビックスに一方的に迫ろうとする。

将校のアプローチは次第に露骨なものとなっていく。彼は立場を利用して、「肩こりがひどい」からマッサージを求めてビックスへ身体的接触を図り、拒絶するビックスを壁に押しやって一方的に顔を近づける。

ついにビックスは将校の顔を殴って抵抗すると、男は女の身体を捕まえて封じようとする。ビックスは必死の抵抗を繰り返すが、力の強い将校に敵わない。咄嗟にハンマーを手に取って将校を殴打すると、男はよろめきながら外に歩き、コンテイナーで頭をぶつけて絶命する。

これまで性的描写とは縁遠かった『スター・ウォーズ』作品にとって初めてとなる衝撃的なシーンが描かれた。ビックス役を演じたアルホナは、「権力の濫用という、あの瞬間の真実を(脚本を読んで)目の当たりにしてから、あのシーンに入っていくのはとても怖かったです」と米にて振り返っている。

「同時に、遥か彼方の銀河系でああいう表現ができるというのは、メチャクチャ強力なことでもありました。トニー(・ギルロイ監督)があれをビックスに与えてくれたのは非常に光栄ですし、正しいことだと思います。彼女は最も弱い立場にして、誰かがそれを利用しようとする。そういう話は何度も聞いてきました。」

撮影時、アルホナから一つだけ強く要望したことがあったという。それは、ビックスの方から手をあげて解き放たれるということだった。「もしも私自身がそういう状況に陥ったら、相手を殴るというのが、まさに私が望むリアクションです」と、アルホナはアクションに込めた思いを語る。「あの時、私の心にはたくさんの女性たちがいました。どんな女性にとっても、見知らぬ人や見知らぬ男性が自分の空間に入ってきた時、全てはサバイバルになるんです」。

(C)2025 Lucasfilm Ltd.

(C)2025 Lucasfilm Ltd.

劇中、命懸けで将校を倒したビックスは、「そいつは私をレイプしようとした!」と発する。「あのセリフを口に出した時は、とても大きな力を感じました」。アルホナはセリフによって自身も解放した。「1日を通して力を感じましたし、撮影を終えて家に帰った後でも感じていました」。

性暴力を直接的に描いたこのシーンについて、シリーズを手がけるトニー・ギルロイは作品にとって必然性があることだと考えている。「正直に言いましょう」と、ギルロイは米にて話している。「革命の歴史には、レイプという動脈的要素があります。ここにいる我々は、誰もがレイプによる産物です(※原文:All of us who are here — we are all the product of rape)。歴史上、軍隊や権力たちはそうしてきた。だから、何らかの形でそれに触れないというのは……」。

もちろんギルロイは性暴力を正当化しているわけではないはずだ。今回のエピソードで性的暴力を描いたのは「有機的で、この男の権力誇示として出てくるのが正しいと感じた」と述べている。「ビックスが最終的に明晰さを取り戻す道筋、それも困難な道筋を作りたかったのです」。

恐ろしく残酷なシーンとなったが、デイズニー側から「誰からも何も言われなかった」と、止められたことは一切なかったとギルロイ。「もっとも、やれることには限度もあります。性的描写や暴力描写についてできる範囲については非常に意識的でした」。

「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」はにて独占配信中。

Source:,

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 2025夏アニメ おすすめランキングまとめ! 中間発表![6月17日更新]

    アニメイトタイムズ
  2. 薪焼き料理とワインを楽しむ「ビストロ レグナ」に行ってみた シェフの縁が繋ぐ店【北九州市小倉北区】

    北九州ノコト
  3. 仙台うみの杜水族館で<バンドウイルカ>の赤ちゃん誕生! 親子で寄り添って泳ぐ様子を見てきた

    サカナト
  4. 【BOULANGERIE La Table】ふわふわで濃厚な2種類の贅沢クリーム|新潟市東区東明・ブーランジェリー ラ ターブル

    日刊にいがたWEBタウン情報
  5. 『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン』アラン・メンケン&ハリー杉山のオンラインインタビュー動画とセットリスト一部公開

    SPICE
  6. ロンドンと日本の演劇文化はどこが違うのか? 小沢道成が初の海外進出で気づいたこと

    SPICE
  7. 【倉敷市】倉敷ひまわり号尾道の旅乗車レポート(2025年5月25日開催)~ 倉敷市内の障がい者が仲間と再会し、仲間を作る一日

    倉敷とことこ
  8. 猫を早く老けさせてしまう『生活に足りていないもの』4つ 身も心も“うるおい”が必要?

    ねこちゃんホンポ
  9. K-POP第5世代の注目「女性アイドルグループ」人気ランキング

    ランキングー!
  10. 【毎日パン日和 vol.514】『Sundry Cafe(サンドリーカフェ)』地元食材と自家製ソースの絶品バーガー(那珂川市)【福岡パン】

    福岡・九州ジモタイムズWish