【キム・スヒョン】ファンが熱狂！キム・スヒョンの感動ステージとサプライズ満載の夜
各国で大ブームとなった『涙の女王』のペク・ヒョヌ役で新たな伝説を作ったキム・スヒョンが、6月22、23日の2日にわたり横浜・ぴあアリーナMMで「2024 KIM SOO HYUN ASIA TOUR in Japan『EYES ON YOU』」を行いファンと会った。前日に続き大盛況となった2日目の模様をレポート。
出演作で振り返るオープニング映像に大興奮
色とりどりのペンライトの光が揺れる中、場内が暗くなるとデビュー作『キムチ・チーズ・スマイル』に始まって、キム・スヒョンのこれまでの出演作映像が次々に流される。
特に『太陽を抱く月』と『星から来たあなた』で大きくなった歓声は、最後『涙の女王』で一段と高まった。
スクリーンには同作をイメージした風景が映し出され、ついに本人が歌いながら降臨。歌は『涙の女王』の一曲、Crushの『Love You With All My Heart』。高い歌唱力でのっけからファンの心をわしづかみにする。
歌い終わると「こんにちはキム・スヒョンです。1曲目はうまく歌いたいと思うんですが、この曲はどうしても緊張してしまいます」とあいさつし、
「実は秘密なんですが、今日ここに家族が来ています」といきなり“秘密”を暴露。
昔からのファンも多い一方で、今日初めて生の彼を見たという人もかなりいて、
その人たちに向けて「『涙の女王』を見て、僕を好きになってくれた人、実際の僕はドラマとは違うので、拒否感を持たれるかも(笑)」と予防線を張って、不思議世界“スヒョン・ワールド”が本格的に開幕。
本人がSNSにアップした写真を見ながらのトークでは、「必ず行く場所」として「ドン・キホーテ。今回はホテル近くの赤坂にすぐに行きました。アイマスクとクールマスク、あと黒い綿棒を買いました。ちょうどセール中でした」と無邪気に明かした。
『涙の女王』の狩猟シーン撮影の合間に撮った写真の紹介では、胸の前で両手を開いたポーズの意味を聞かれて「私もできるんや」となぜか関西弁で返答し、爆笑を誘う。
日本通な一面も披露しファンの心をわしづかむ
続いて『涙の女王』についての話が始まり、おもむろにセンターステージへと移動するスヒョンに会場全体がどよめく。
日本語を検証するコーナーでは「お疲れサマンサ」という言葉が伝授され、素直に使ってみせるスヒョンに「かわいい〜」という声が飛ぶ。
もう一つの「推し」という単語には「僕知ってます！スポーツで使いますよね」と言うも、「押し」ではなく「推し」と分かると、「あー、少し前にアニメを見ました。『推しの子』」と、日本語通らしく即座に理解。
次はスヒョンがいったん退場している間に、抽選で選ばれた10人のファンが二組に分かれて彼とゲームを競うコーナー。
黒の上下に着替えて再登場した彼とステージ上で体を張って対戦し、すてきなプレゼントを贈られた。
さらに、ファン10人とのフォトタイムが設けられており、ランダムに映し出された人が、スクリーンで並んだ彼との2ショットを撮れるという趣向。
なるほど、ぴあアリーナMMをファンで埋めつくす大規模のイベントにはこういう手があったかと感心させられた。
プレゼントは『Lemon』と『ギンギラギンにさりげなく』
その後は、The Callingの『Wherever You Will Go』など英語曲3曲に続いて、「皆さんのために用意したプレゼント」と『Lemon』を完璧に歌いこなした。
途中、男性ファンから「スヒョン！」と声がかかって「ヒョ〜ン（兄貴）」と応える一幕も。
確かに男性客もかなり目についた。『ギンギラギンにさりげなく』ではステージを走り回りながら歌い踊り、まさかの80年代ソングに興奮した客席と一体化。
終わって、「今日の自分の映像をネットで見て、自分が腰を振って踊ったのを後悔すると思う。忘れてください」と照れる。
このはにかみも彼の大きな魅力の一つ。
クライマックスはトロッコに乗って会場を巡り、大量のサインボールを投げ入れるコンサートさながらのサービスぶり。
「昨日は我慢したんですが…」と言いつつ、こらえ切れず浮かべた涙の美しさには誰もが感動させられた。
ラストは『涙の女王』の自身の曲『Way Home』を披露し、名残惜しそうに手を振りながら退場。
自由で純粋で謙虚な素顔と、旬のスターの輝きを2時間半あますところなく見せ、集まったファンをさらに魅了した。
(韓流ぴあ/小田 香)